【有馬記念】(10)エフフォーリア 横山武「いいところ引けました」
2021年12月24日 05:30 ファン投票1位のエフフォーリアは、真ん中寄りの5枠10番に決まった。横山武は「いいところを引きましたね。どのレースも勝ちたいですけど、これだけ大きいレースなので、より勝ちたいです」と意気込みを語った。
最終追い切り明けの23日は、北の角馬場で速歩で体をほぐした後、ゲートの駐立を行った。鹿戸師は「馬体をチェックしましたが、全然問題ありませんでした。ゲートの中でもいつも通り穏やかな雰囲気。有馬記念は特別なレース。日曜の朝までは自分の仕事。そこまでしっかりやっていきたい」と気を引き締めていた。
師は午後5時からの枠順抽選会を厩舎で見ようとしたところ、BSが映らなかったそうで、急いで帰宅。何とか間に合ったという。「まあいい枠ですね。内にこしたことはないが、(後入れの)偶数枠だしいいと思います。岡部さんありがとうございます」と笑った。10番枠は66回の有馬記念の歴史の中で過去6勝。61年ホマレボシ、62年オンスロート、75年イシノアラシ、88年オグリキャップ、95年マヤノトップガン、そして05年は母の父ハーツクライが勝っている。
レースの展望については「まだ(ジョッキーと)話してないので、当日作戦を立てます。イメージとしてはスタートを気持ち良く出て、前々で流れに乗る感じかな。周りを気にせず、自分のリズムで走ってくれれば。せっかくここまでいいコンビでやって来たので、うまく乗ってもらいたいね」と指揮官。3歳馬と23歳のヤングコンビが、主役として暮れのグランプリを大いに盛り上げる。