新人賞の小沢 今年は2倍の60勝したい!「内容のある勝利を積み重ねていきたい」
2022年1月4日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=3日】喜びと反省を胸に抱いて、ニューイヤーへジャンプする。小沢大仁は昨年、ルーキー最多のJRA31勝を挙げた。新人王は「31」という数字をこう分析する。
「2つ上の代の先輩は身近な存在なんですけど、1年目は去年の僕よりも勝っているんですよね。間近で見ていると、もっと頑張らないと…と思います」
その世代は斎藤新が1年目でJRA42勝、岩田望は37勝を挙げていた。それでも同期で昨年一番勝ち星を挙げたことには「素直にうれしい。新人賞が目標としてあったので」と喜んだ。正月開催も騎乗依頼が舞い込んでいる。それでもおごることなく、前を向く。
「今年は倍の60は勝ちたいですね。去年はもったいないレースも多かった。終わって反省することも多かった。チャンスをもらっているだけでは意味がないと思うし、内容のある勝利を積み重ねていきたい」
取材の終わりにはヘルメットを脱ぎ「今年もよろしくお願いします」と一礼。飛躍を期す好青年を小林は応援したくなった。