【ヴィクトリアM】レシステンシア「自分のリズムで運べれば…」好走しかイメージできない陣営コメント

2022年5月13日 05:30

厩舎周りで運動するレシステンシア(撮影・亀井直樹)

 【G1ドキュメント・栗東=12日】先週のNHKマイルCは◎○の本線で決着しながらも、最低人気の3着カワキタレブリーに印がなかった万里絵。どうにか印が打てなかったものか、と一人反省会。先週木曜付の紙面を改めて見ると杉山佳師が「前走とは全然動きが違う」とコメントしていた。アーリントンC11着からの一変のヒントはあったのだ。日々、間近で様子を見て感じている陣営のコメントは的確で、馬券の大きなヒントになることを再確認した。

 今週は豪華な乙女たちが大集合でまた予想に頭を抱えているが、陣営のコメントから楽しみな一頭が快速馬レシステンシアだ。最終追いは坂路4F51秒2、一週前は同50秒7、日曜にも馬なりで同53秒9としっかり乗り込んできた。松下師は「体重も減っていないし、体重を気にせずやれているので、週末である程度できている。今までで一番やれたんじゃないでしょうか」と笑みを浮かべながら話していた。“今までで一番やれた”という言葉から、体質が強化されパワーアップしたことがうかがえる。前走・高松宮記念は、香港遠征から18キロ増で自己最高体重516キロをマークした彼女だがハードな追い切りを消化しても体重をキープしているのは好調の証でもある。

 昨年の当レースは2番手から勝ちにいく競馬で2着とは0秒2差の6着。指揮官は「マークもだいぶ薄くなるでしょうし、逃げる馬がいても自分のリズムで運べればいい。1200メートルの経験も生きてくる」と見通しを語った。1年ぶりのマイルだが、陣営のコメントからは好走イメージしか見えてこない。

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