秋華賞馬アカイトリノムスメ引退 国枝師「繁殖牝馬として凄くいいものがあると思う」
2022年5月13日 05:30 昨年の秋華賞馬アカイトリノムスメ(牝4=国枝、父ディープインパクト)が引退し繁殖入りすることが12日、発表された。同馬は4月9日の阪神牝馬Sに出走予定だったが、馬場入場時に右後肢ハ行を発症して同レースを競走除外。その後、右第3趾骨(しこつ)骨折が判明して休養していた。
国枝師は「アパパネの子で個人的に思い入れのあった子。G1も勝ってくれてこれからと期待していただけに、引退は少し残念です。繁殖牝馬として凄くいいものがあると思うので、いい子を出してくれるのを期待しています」とコメントした。同馬の母は10年の牝馬3冠をはじめ、G1を5勝したアパパネ。血統背景は素晴らしいだけに、産駒の活躍が期待される。
◆アカイトリノムスメ 父ディープインパクト 母アパパネ(母の父キングカメハメハ)18年4月16日生まれ 牝4歳 美浦・国枝栄厩舎所属 馬主・金子真人ホールディングス 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績8戦4勝(うち重賞2勝) 総獲得賞金2億2268万円 馬名の由来は赤い鳥(アパパネ)の娘。