【日本ダービー】皐月賞馬ジオグリフの福永祐一、史上初3連覇へ「モチベーションは上がっている」

2022年5月25日 10:47

ジオグリフで皐月賞を制した福永(右から2人目)

 世代の頂点を決めるG1・日本ダービー(東京競馬場、芝2400メートル)を29日に控え、皐月賞馬ジオグリフ(牡3=木村)で史上初のダービー3連覇を狙う福永祐一騎手が25日、共同記者会見に臨んだ。


 ――最終追い切りの指示は
 「皐月賞時と同じようなシチュエーションで、調整過程も同じような過程で進めているということだたったので。トレーナーからは感触を確かめてほしいと。皐月賞の最終追い切りと同じような形で進めた」

 ――騎乗しての手応えは
 「皐月賞時よりも力強さは増していた。走るフォームも前回よりもしっかりと地面をとらえた走りをしていた。いい進化を遂げられている」

 ――状態アップなのか成長なのか
 「状態に関しては前走の時も良かったが、今回も引き続き調子の良さは伝わる。成長だと思う。非常に力強い走りに変わってきているのは感じた」

 ――皐月賞を振り返って
 「ペースも隊列も事前に思い描いていた形になったし、その中で勝利を得るために最適なポジションをしっかり確保できた。直線、2着馬が道中から前にいたし、そこを目標に非常にいい形で抜け出すことができた」

 ――ダービーでは距離が課題とも口にしていた
 「こればかりは走らせてみないと分からないことが多い。ジオグリフに限らず、というところではある。操作性の高い馬だし、2400に伸びることで乗り難しくなることはない」

 ――当日のポイントは
 「トラックバイアスがどういった形になっているか。そこをどう味方にできるのか。そこが重要な部分」

 ――自身ダービー3連覇が懸かる
 「それだけのチャンスある馬の依頼をいただいているということだと思う。非常に光栄なこと。今回も有力馬の1頭で臨める。非常にモチベーションは上がっている」

 ――意気込みを
 「前走後も順調にきていて、牧場、厩舎連携して素晴らしい状態で持ってきてくれている。当日を楽しみにしているし、一番いい結果で応えられるように全力を尽くしたい」

 ――トラックバイアスをどう味方につけるのか
 「先週でいうと外差しだったし、土曜と日曜でも変わったりする。今年のG1を振り返ってみても高松宮記念は内の馬場が荒れてるけど伸びる馬場で、そこを通った馬が勝った。皐月賞は内枠が不利に働くトラックバイアスだった。近年のG1はそこを味方につけられないと、なかなか力だけで押し切るのは難しくなってきている。そこの見極めが重要なところ。先週が外差しだから今週も外差しという単純なものでもない。雨上がりとかは、どうやって乾いていくのかによってもかなり変わってくる。馬場は生き物だって言えるくらい日替わりで傾向が変わる。直前まで見極めて最適なコース、場所を走らせるのが重要になるのかなと個人的には思っている」

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