【日本ダービー】アスクビクターモア田辺裕信「同じ感覚で乗れる」自然体で大一番へ

2022年5月25日 09:41

田辺裕信

 世代の頂点を決めるG1・日本ダービー(東京競馬場、芝2400メートル)を29日に控え、アスクビクターモア(牡3=田村)に騎乗する田辺裕信騎手が25日、共同記者会見に臨んだ。

 ――皐月賞を振り返って
 「先生とのレース前のやりとりで逃げるのもアリだよねという話をちょっとはしていた。レース前から逃げようと思っていたわけではないけど、逃げるだろうなと思っていた馬が出遅れていけなかった。この馬も控えて遅い流れでケンカになるのが嫌だったので」

 ――控える形がベストか
 「それは何とも言えない。あの形でも、もし結果が出ていればベストと言っていただろうし、控えたからなお良かったかは分からない。でも、あの時はけん制し合う中でのスローで下げたくなかったので、僕の判断で」

 ――東京2400はどうか
 「距離が伸びるのに対しては、かかるとかの面はあるけど、2400を経験した馬は少ない。距離適性は未知な部分がある。この馬自身も可能性はある。こなしてくれると思って乗っている」

 ――レースでのポイントは
 「ゲートの出から、他の馬の動きによっての隊列の決まり方、そこでどれだけスムーズに流れに乗れるか」

 ――田辺騎手は8度目のダービー
 「責任は感じている。あと少しのところでトップまで届くくらいの位置にいる馬だと思っている。どういうレースをしようか、毎回ですけど考えます」

 ――日本ダービーの存在とは
 「毎回聞かれるけど、僕は何とも思わない。外の世界から入ってきたのでダービーの重みは、ずっと競馬界にいる人とは違うかな。でも、その分、同じ感覚で乗れるのはいいのかな」

 ――意気込みを
 「馬も順調と聞いているし、僕もこの馬でダービーに出られることをすごい楽しみにしていた。何とかいい結果が出ないかなと思って乗りたい」

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