【東京新馬戦】エゾダイモン 最新ダービージョッキーで東京一番星狙う!武豊「奇麗な馬で格好いい」

2022年6月3日 05:15

厩舎周りで乗り運動を行うエゾダイモン(撮影・亀井直樹)

 ダービーが終わって、また新たな戦いが幕を開ける。ただ、この馬にはダービーの余韻がたっぷりと漂う。東京土曜5Rのエゾダイモン(牡=武幸)。鞍上は6度目のダービー制覇を成し遂げたばかりの武豊。ドウデュースと同じハーツクライ産駒だ。

 武豊は4月27日、芝コース(5F71秒0~1F13秒3)で初めてまたがった。2度目の騎乗は5月25日の1週前追い切り。CWコースで序盤から軽快にラップを刻み、6F81秒4~1F11秒3。直線シャープに伸びてウイングスオブラヴ(3歳未勝利)に半馬身先着した。武豊は「最初に乗った時と先週では動きが違った。きっちり仕上がっている。奇麗な馬で格好いい。筋の通った血統だし、気性も素直」と高評価だ。鮫島駿が騎乗した今週のCWコース追いも4F52秒9~1F11秒2。馬なりできびきび動いた。

 競馬ゲーム「ウマ娘」などで知られるサイバーエージェント社長の藤田晋氏が所有。昨年のセレクトセールで1億8150万円(税込み)で取引された。体重は450キロ。母はメジロツボネで、5歳上の半兄に19&21年香港ヴァーズを含め、重賞4勝のグローリーヴェイズがいる。厩舎の期待は大きい。

 上籠助手は「入厩後はトラブルもなく順調に乗り込めた。ストライドが大きくてスピードもある。稽古通りに走ってくれたら」と力を込める。グローリーヴェイズに加え、同じく半兄カヌメラビーチが新馬勝ち、ハナビマンカイが2戦目に勝ち上がりと早い時期から動ける血統。大舞台を目指し、力強く第一歩を踏み出す。

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