【クイーンS】ウォーターナビレラ 武豊を背に軽快「いい感じ」

2022年7月28日 05:00

札幌芝コースを武豊を背に軽快に走るウオーターナビレラ(撮影・千葉茂)

 午前6時過ぎ、まぶしい朝日を浴びて芝コースに登場したウォーターナビレラ。入りはゆったり。単走で鞍上が促さずとも、3角でギアが上がる。3歳牝馬とは思えない重厚感。それでいて馬場をかき込む脚さばきは素軽い。スーッと加速し5F68秒9~1F11秒8。武豊は「馬なりだったけど、自分で気持ち良さそうに走っていた。動きもいいし、時計も予定通り。落ち着きもあったし、いい感じ」と笑顔を見せた。

 巻き返しへ。桜花賞2着から挑んだオークスは、まさかの13着。ただ、原因は明らか。桜花賞の激走と熱中症のような症状、さらにゲートで突進し顔をぶつけた。度外視していい。「すっかり立て直した感じ」と武豊。武幸師も「女の子だから輸送がないのもいいと思う。先週ゲート練習をしたときも大丈夫だった」と好感触。北の大地も味方し準備は整った。

 次へ、と言うわけではない。「秋に向けてとかではなくて、ここが大事。相手も強いが、普通にスタートして力を出せればいい勝負をすると思う」と師。1年前に札幌でデビューし3連勝で軌道に乗った。またここから。力を証明してみせる。

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