【新潟記念】エヒト 攻めの仕上げ、森厩舎06年以来のサマー2000シリーズ制覇へ

2022年9月1日 05:30

坂路をダイシンピスケス(左)と併せ馬で追い切るエヒト

 攻めの姿勢を貫いた。前走・七夕賞で重賞初制覇を飾ったエヒトは坂路でダイシンピスケス(4歳2勝クラス)と併せ馬。前半から軽快に飛ばし、31日の3番時計タイの4F50秒2~1F11秒7を刻んで2馬身先着した。先週も坂路で4F49秒9~1F12秒2の猛時計をマーク。前走後、少し疲れがあって小倉記念を回避したが、その影響を感じさせない。高野助手は「攻め駆けする馬を相手に今週も負荷をかけた。前走の状態が良すぎたので、それに比べれば(出来は)少し劣る。ただ、中間は速い時計が出ているし、今朝の動きも良かった」とうなずく。

 七夕賞は好位の外めを追走。4コーナーで先頭に並びかけると直線は力強く抜け出し、2馬身半差の快勝だった。「トリッキーな福島でも、いい位置を取れました」と振り返る。

 サマー2000シリーズは現在10ポイントで3位タイ。勝てば首位ジャックドールを抜いて文句なしに優勝、2~5着でもヒートオンビートとスカーフェイスの着順次第で同点Vを含めた優勝の可能性がある。「森厩舎としても(06年初代王者に輝いた)スウィフトカレント以来のシリーズチャンピオンを狙いたいですね」。重賞連勝で夏を締めくくる意気込みだ。

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2022年9月1日のニュース