【新潟記念】ココロノトウダイ 休み明けなんの 坂路でパワフル

2022年9月1日 05:30

坂路で追い切るココロノトウダイ(撮影・西川 祐介)

 【東西ドキュメント・美浦=31日】2カ月空け。渡辺は二刀流の競輪との兼ね合いで、6月以来に美浦トレセンを訪れた。“ここから入るんだよな…”アワアワ…。取材は浮足立った。

 9カ月空け。ココロノトウダイは昨年の福島記念(16着)以来に実戦に復帰する。最下位に沈んだレース中に膝を骨折。きっちり休ませて復帰戦を迎える。手塚師は「力はあるけど、今回はハンデもあるからね。無事にいってほしい」と慎重に話した。

 ただ、最終リハを見ると“いきなり”と感じる。坂路を2本。1本目は4F61秒3~1F14秒9とさらり。2本目は実にパワフルだった。かなり水を含んだ馬場をものともせず、4F52秒5~1F12秒4と豪快に駆け上がった。さすがは重賞(昨年の中山金杯)で首差2着がある馬。師は「大型馬だが気がいいタイプで体は仕上がっている。体重自体もちょっとはプラスだが、太くは見えないよ」と仕上がりには笑顔で太鼓判を押した。ワンチャンスある?晴れやかな手塚師の笑顔は、おぼつかない渡辺の足元をともしてくれた。

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2022年9月1日のニュース