【新潟記念】カラテ 迫力満点、マイルから距離延長で一撃に期待

2022年9月1日 05:30

坂路を単走で追い切るカラテ

 【東西ドキュメント・栗東=31日】開門直後の午前5時過ぎ、まだ暗い坂路で実力馬カラテが貫禄の動きを見せた。前を行く僚馬を目標にすると残り200メートルで外から並びかけ、余力十分にあっさりパス。4F53秒0~1F12秒5の時計は目立たないが、ダイナミックなフォームは迫力満点だった。

 朝一番の調教がひと段落したタイミングで、寺下は辻野厩舎へ。ちょうど辻野師が戻ってきた。「だいぶ動ける感じになっている」と報告。ここ2年はマイル戦を中心に使われていたが、定年解散となった高橋祥厩舎からの転厩3戦目となる今回は距離を400メートル延ばして新潟記念に参戦する。その意図については「高橋先生も“そのうちマイルは厳しくなる”と言われていましたし、中距離適性はありそう」と明かす。

 新潟は昨夏の関屋記念で2着に好走。広いコースは合う。新たな路線でカラテの一撃に期待したい。

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