【セントライト記念】セイウンハーデス 心身成長で坂路4F53秒5、橋口師「ずいぶんしっかりしてきた」

2022年9月16日 05:30

坂路にて併せ馬で追い切るセイウンハーデス(左)(撮影・亀井直樹)

 【東西ドキュメント・栗東=15日】橋口師のマスコミに対する姿勢には頭が下がる。名伯楽と呼ばれた父・弘次郎氏からの薫陶だとオサムは思うのだ。セントライト記念に向かうセイウンハーデスが坂路で最終追い(4F53秒5~1F12秒6)。1分1秒が惜しい朝にあっても声を掛けると、きびすを返し熱心に答えてくれる。

 「今朝は相手に合わせる感じで。先週までにしっかりやってますから。体重はそう変わらないが春と比べてずいぶんしっかりしてきた」と笑顔が状態の良さを物語る。帰厩後の稽古が物凄い。2週前のCWで6F78秒9。先週は同コースで6F81秒4~1F11秒4。特に半マイルの49秒3は出したくても出せない時計だ。攻めを貫く前のめりの姿勢にも父譲りのスピリットを感じる。

 「やればいくらでも動く馬ですが、さらに良くなった感じ」と指揮官。ダービー(11着)は不発に終わったが、中2週での再輸送もこたえたか。心身ともに成長した状態で迎える秋初戦。青雲の志を抱いて、いざ2度目のG1菊花賞へ。

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