【天皇賞・秋】(4)ポタジェ タフの流れなら勝機!陣営「乗りやすい枠」

2022年10月28日 05:30

運動に出発するポタジェ(撮影・亀井直樹)

 【G1ドキュメント・栗東=27日】3強対決と言われた昨年の天皇賞・秋はその3頭で決着。◎ポタジェから勝負した寺下にとっては忘れたい一戦だ。レースは前半5F60秒5→上がり3F33秒6のスローペース。ポタジェは究極の瞬発力勝負に対応できず、6着に敗れた。

 △評価に下げてしまった今春の大阪杯は8番人気V。前半5F58秒8→上がり3F35秒8のタフな流れを好位から押し切った。昨年の天皇賞・秋を制したエフフォーリア、同5着ヒシイグアスを逆転。展開次第で通用することを証明した。

 秋初戦の毎日王冠から中2週のローテは大阪杯と同じ。木曜朝、友道師を直撃すると「今朝は引き運動のみ。使って良くなるタイプだし大阪杯の時と似たような感じで状態は上がっているよ」と目を細めた。前走は58キロを背負って6着に敗れたが「マイルで走っていた馬が上位に来る流れ。重量差もあったし頑張っている」と悲観はしていない。

 大阪杯で逃げたジャックドールに、徹底先行型パンサラッサ、さらにバビットも参戦。この馬向きのタフな流れになれば大阪杯の再現Vも可能だ。友道師は「馬はしっかりしてきて完成されていると思う」と力を込める。ならば、昨年のリベンジに期待しよう。本格化した5歳のポタジェで再び勝負することを決めた。

 午後2時に決定した枠順は4番。栗東トレセンの投票所に現れた大江助手は「いいところ。センス良く競馬ができる馬だし流れに乗りやすい枠」と歓迎した。昨年と同じ枠から成長した姿を見せてくれるはずだ。

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