【記者の目】香港の硬い芝、日本馬への影響は? ターフの状態はどの陣営に味方するのか

2022年12月7日 13:18

シャティン競馬場で追い切ったパンサラッサ(C)The Hong Kong Jockey Club

 日本馬11頭が追い切った7日のシャティン競馬場。レース4日前の芝を踏みしめた関係者は、口々に芝の硬さをアピールした。パンサラッサ(香港カップ)の矢作師は「例年より水をまいていないのかな」と話すと、ジオグリフ(香港カップ)の木村師は「先週の中山とそれほど変わらない気がします」とコメント。香港国際競走が行われる11日までシャティン競馬場近郊は晴れ予報が続く。当日にまく水の量は気になるが、現状ではかなりの高速決着となる可能性が高い。

 「いつもよりタイムが1秒くらい速くなるのでは。うちとしては時計が少し掛かるくらいの方がいいんだけど。日本で速い時計を経験してはいるけどね」と話したのはジャンダルム(香港スプリント)の池江師。日本勢の中には時計が掛かる香港ターフへの適正を見込んでいる馬も多い。レコードで2勝のメイケイエール、香港カップで先行濃厚なパンサラッサ、ジャックドール、一方、香港ヴァーズで2勝をマークしているグローリーヴェイズ。ターフの状態はどの陣営に味方するのか。レース当日まで、シャティン競馬場の芝をチェックし続けたい。(香港取材班)

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2022年12月7日のニュース