【オーシャンS】エイシンスポッター 大河と初重賞狙う
2023年3月3日 05:22
【東西ドキュメント・栗東＝2日】昨年、田村の仕事納めは12月28日の阪神勤務だった。中央競馬の一年を締めくくる12R・ファイナルSを制したのがエイシンスポッター。管理する吉村師はレース後、満面の笑みで「最後を勝利で締めくくれて気持ちがいい。終わり良ければ全て良し」と喜んだ。
そのエイシンスポッターがオーシャンSで重賞初挑戦。デビュー5戦目でスプリント路線に切り替え、素質が開花。芝6Fは【4111】で上がり3F最速が6回。木曜、調教終わりに厩舎を訪ねた。セールスポイントは？の問いに「展開を問わず、素晴らしい脚を使える。重賞で甘くはないと思うが楽しみ」。吉村師は前向きな言葉を並べる。
鞍上は2年目の角田河。過去4勝、全てこのコンビでものにした。キャリアこそ浅いが吉村師によるとオーナーから「鞍上は大河君で行こう」と即答で返事があったという。「フォームを含めて、騎乗スタイルがお父さん（晃一師）そっくり。大河は上手だよ。自信を持って乗ってほしい」。19歳の鞍上は、大舞台を意識できる最高のパートナーに巡り合った。
