【天皇賞・春】ファンが見守るシルヴァーソニックのリベンジ舞台

2023年4月26日 05:30

運動するシルヴァーソニック(撮影・亀井直樹)

 【G1ドキュメント・栗東=25日】シルヴァーソニックはSNSでも絶大な人気を誇る7歳の芦毛だ。小林は月曜、スポニチ競馬Webツイッターにグレイイングリーンとの芦毛ツーショット写真を掲載。たくさんの“いいね”が付いた。2頭ともに池本助手が担当。「シルヴァーソニックや僕宛てにファンレターが来ます。5歳くらいの女の子からほっこりするような手紙も来ました。お守りも増えましたし、モチベーションになりますね」と笑顔を見せた。

 昨年の天皇賞・春はスタート直後に落馬。カラ馬のまま3200メートルを走った。ゴール後に外ラチを背面跳びのような形で飛び越え、そのまま倒れた。大丈夫か。奇跡的に大きなケガはなかった。実戦に復帰。スポニチ賞ステイヤーズS、サウジのレッドシーターフハンデキャップと重賞連勝。見事に息を吹き返した。

 「去年ああいうこともあったので、このレースへ思い入れは強いです。以前から乗ってくれる人は“走る”と言ってくださいますね。幅が出た感じはないですけど、体重以上に大きく見せるようになりました」

 デビュー戦が446キロで、先週追い切った後が462キロ。馬体重はそう大きく変わらない。その中でレースをこなし、着実に上位着順でまとめてきた。競走中止を除けば7着以下が一度もない堅実派。京都も【0・2・1・0】と堅実に駆けている。「しっかりとスタートを決めてくれれば、おのずと結果はついてくるのかなと期待しています。何とか、ぬいぐるみができないかな」と相棒へ優しいまなざしを送った。たくさんのファンが見守る中、リベンジ舞台へ向かう。

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