福永祐一師「僕は負けてしまったけど…」 ダービー制覇のタスティエーラを祝福「お父さんに似ていい馬」

2023年5月28日 16:55

福永祐一師

 G1・日本ダービーを中継した28日のフジテレビ系・競馬番組「みんなのKEIBA」に、福永祐一師が出演。20年に生産されたサラブレッド7708頭の頂点に立ったタスティエーラ(牡3=堀)を祝福した。

 今年3月に調教師に転身した福永師は、騎手時代にワグネリアン、コントレイル、シャフリヤールでダービーを3勝。それでも19度目の挑戦で最初の優勝を手にしたとあって「(ダービーは)格別ですね。勝ったことで、あらためて感じましたね。こんなに心が震えることがあるんだっていう。初めてそういう経験をさせていただきました」と話した。

 ダービーというのはどんな存在か?という質問には「我々競馬関係者にとっては一番欲しいタイトルというか、一番ステータスが高いタイトルだと思います」とコメント。レースの難しさについては「3歳の春、まだ競走馬が完成されてない時期に一番大きなタイトルのレースが行われわけですから、そういった経験の浅い馬でしかもスタンド前発送という競走馬が“平常心”でいられない状況でのレースをするという難しさがあると思います」と明かした。

 レースは4番人気タスティエーラが制し、G1初制覇。同馬には今年2月の共同通信杯(4着)で一度騎乗しており「お父さんのサトノクラウンにも現役時代乗ったことがあったんですけど、非常にお父さんに似ていて、いい馬だなと感じました。ただ、僕が乗った時はあまり上手に乗れなかったので負けてしまったんですけど、やっぱり走る馬なんだなと今日立証されましたね」と笑い飛ばし、勝ち馬を祝福した。

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