【宝塚記念】10番人気スルーセブンシーズ首差2着 池添「ドリームジャーニーの子供で勝ちたかった」
2023年6月26日 05:20 あと一歩、大金星に届かなかった。スルーセブンシーズは道中、最後方で折り合い、脚を温存した。直線で前がふさがり、内に進路を切り替えると豪快なアクションで脚を伸ばし、イクイノックスをしのぐメンバー最速の上がり3F34秒6をマーク。10番人気を覆す力走で首差2着に迫った。
引き揚げてきた池添は「悔しい」と第一声。「返し馬で具合の良さを感じたので一発あるかな、と思いました。リズム重視で最後方からになり、直線で内に切り替えるロス。あそこまで迫ったので、切り替えたところだけ悔いが残ります。ドリームジャーニーの子供で勝ちたかった」とかつて主戦を務め、09年このレースを制した元相棒への思いを口にした。
父子制覇はならなかったが年を重ね、充実期を迎えた5歳牝馬。予備登録済みの凱旋門賞(10月1日、パリロンシャン)について尾関師は「(遠征に向けて)可能性が残るレースになったと思います」と欧州最高峰の舞台を意識していた。