【エリザベス女王杯】Vチューバー・エクア ハーパー反撃の調べ!長くいい脚で奏でる
2023年11月12日 05:30 皆さん、こんにちは。エクアです。
今年のエリザベス女王杯は、実績と人気にねじれがあります。4戦2勝、重賞ではローズSで2着しただけの3歳馬ブレイディヴェーグが前売り1番人気。4戦とも上がり3F最速、今秋G1で神懸かっているルメール騎乗も相まっての人気は分かりますが、“推定これぐらい走るはず”の上に立った人気。一理あるものの、初のコーナー4回、前がふさがりそうな最内枠とあって、積極的に加担したくはありません。
そこで◎ハーパー。
牝馬3冠4、2、3着で秋華賞組では最先着。それだけでなく、この馬に先着したことがある馬は今回一頭も出走していません。そして同世代の絶対女王リバティアイランドも、古馬牝馬のエースであるスターズオンアースも不在。
勝ち切れなかった牝馬3冠の成績、特筆すべきところのない上がり3Fの数値と、ありていに言えば地味ですが、ハーパーが上限のパフォーマンスをした時、先着可能な素地がある馬が何頭いるでしょうか。加えて“切れない”ことは、このレースではマイナスではありません。友道師が「長くいい脚を使うこの馬に京都外回りはいい。下り坂を利用して最後に伸びてほしい」とコース特性を生かした走りを示唆しています。近年では17年1着モズカッチャン(桜不出走、樫2着、秋華3着)が典型ですが、牝馬3冠で切れ負けした惜敗馬が「長くいい脚」で巻き返すのが京都芝外回りのエリザベス女王杯。ハーパーが反撃の調べを奏でます。パカラッチェ!(Vチューバー)