JRA初の女性調教師 前川恭子調教助手「うれしい」「責任を感じます」
2023年12月7日 12:09 JRAは7日、2024年度調教師免許試験(新規)合格者を発表。前川恭子調教助手(栗東・坂口智康厩舎)が合格し、JRA初の女性調教師が誕生することになった。
前川助手はかつて崎山厩舎のスタッフとしてウエスタンダンサーを担当し、08年京阪杯を勝利。崎山厩舎解散後、坂口厩舎へ。経験を積んできた。
この日、吉報を受けると「うれしいです。注目していただけると思うので、責任を感じますが、働きやすく、みんなで作っていく厩舎にしていきたいです。女性の方にも知ってもらってたくさん(競馬の世界に)入ってきてもらいたいです」と意気込みを口にした。
▽JRA調教師試験 受験資格は28歳以上。第1次が筆記試験と身体検査、合格すると第2次で口頭試験と人物考査が行われる。いずれも競馬法規や調教、馬学、衛生学、飼養管理など幅広い専門知識を問われる。合格後はタイミングにもよるが技術調教師として1年ほど研修、準備期間を経て開業するケースが多い。今年の申請者は133人、第1次試験が9月13日、第2次試験が11月28~30日にあった。