調教師試験合格の秋山真一郎「感謝しています」依頼あるうちは「しっかりとジョッキーとして」
2023年12月7日 12:17 JRAは7日、2024年度調教師免許試験(新規)合格者を発表。カッチーの愛称で知られ、スポニチ本紙コラム「田中勝春この1頭」(東日本版)でもおなじみのJRA通算1809勝ジョッキー、田中勝春(52)と秋山真一郎(44)が合格した。また、前川恭子調教助手(栗東・坂口智康厩舎)も合格し、JRA初の女性調教師が誕生することになった。
吉報を受けた秋山真は「いろいろな人が声をかけてくれて励みになりましたし、感謝しています。ジョッキーになりたくてジョッキーをやってきましたから、(ジョッキーを)辞めることになることの方が今の気持ちとしては大きいです。ジョッキーとして依頼をいただいているうちは、しっかりとジョッキーとしてやっていきたいです」と話した。
◇秋山 真一郎(あきやま・しんいちろう)1979年(昭54)2月9日生まれ、滋賀県出身の44歳。父・忠一さんは元騎手で元調教助手。97年、栗東・野村彰彦厩舎所属でデビューし、現在はフリー。12年NHKマイルC(カレンブラックヒル)でG1初制覇、18年福島牝馬S(キンショーユキヒメ)で史上5人目(当時)のJRA全10場重賞制覇を達成。JRA通算1万3480戦1056勝、うち重賞38勝(G1・2勝)。1メートル67、50キロ。血液型A。
▽JRA調教師試験 受験資格は28歳以上。第1次が筆記試験と身体検査、合格すると第2次で口頭試験と人物考査が行われる。いずれも競馬法規や調教、馬学、衛生学、飼養管理など幅広い専門知識を問われる。合格後はタイミングにもよるが技術調教師として1年ほど研修、準備期間を経て開業するケースが多い。今年の申請者は133人、第1次試験が9月13日、第2次試験が11月28~30日にあった。