【有馬記念】リーディング首位快走中の杉山晴師 イブ誕生日「何かいいことあれば」
2023年12月21日 05:30 開業8年目の杉山晴師は今年JRA53勝で調教師リーディング首位を快走中。2位矢作師に5勝差をつけ、初タイトルの期待がかかる。厩舎の躍進を支えてきた20年の3冠牝馬デアリングタクト(今年引退)に後輩馬が続き、層が厚くなっている。
師は「ジャスティンパレスのこの1年の走りに感化されて、厩舎全体の雰囲気が良くなっているのも、その要因の一つなのかも」と分析。その新エースが一年を締めくくるレース当日は師の42歳の誕生日だ。「たまたまそういう時に有力馬の一頭として出られるので。何かいいことがあればいいかな」と照れ笑いを浮かべていた。
◇杉山 晴紀(すぎやま・はるき)1981年(昭56)12月24日生まれ、神奈川県出身の41歳。04年7月に栗東・武宏平厩舎の調教助手になり、稽古をつけたスリーロールスで09年菊花賞制覇。16年調教師免許取得、同10月開業。20年にデアリングタクトで牝馬3冠を制覇。JRA通算2360戦249勝(重賞17勝)。