【弥生賞】シンエンペラー 勝ってクラシックへ!持続力&勝負根性が武器

2024年2月26日 05:00

シンエンペラー

 いよいよ春本番。今週から本格的にクラシックTRが始まる。中山メインは「弥生賞ディープインパクト記念」。上位3頭に皐月賞(4月14日、中山)の優先出走権が与えられる。

 実績上位のシンエンペラーが断然の主役だ。2走前の京都2歳Sは馬群を縫って重賞初制覇。前走のG1ホープフルS(2着)は好位につけ、直線で一度抜け出す場面。最後はフラフラして、勝ち馬レガレイラの鬼脚に屈したが、体が並んでからはもう一度ファイトしていた。持続力と勝負根性が最大の武器。まだ未完成の分、成長も見込める。前走で経験済みの皐月賞と同じ舞台で、勝って堂々とクラシックに駒を進める。

 当レース2勝の堀厩舎が送るダノンエアズロックは新馬→アイビーSで無傷2連勝。特にアイビーSは休養明けで20キロ増と成長を見せる中で、2番手から上がり3F32秒7と2歳馬離れした強烈な決め手を発揮。1番人気レガレイラ(3着)を寄せ付けなかったのだから非凡な能力がある。

 トロヴァトーレは同舞台の葉牡丹賞を2分0秒4の好時計V。前走騎乗のビュイックが「ダービーに名乗りを上げる一頭」と絶賛したように、ギアが上がってからの破壊力は超A級だ。

 若駒S快勝のサンライズジパングは2走前のG1ホープフルS3着。砂もこなせる二刀流だが、走るたびに成長している。東京スポーツ杯2歳S2着のシュバルツクーゲル、無傷2連勝のファビュラススターと素質馬が集まり、皐月賞に直結確実な好カードだ。

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