【日本ダービー】シンエンペラー猛追3着 矢作師「位置を取りたかった」秋は凱旋門賞を視野

2024年5月26日 16:36

<日本ダービー>3着だったシンエンペラー(手前)(撮影・沢田 明徳)

 競馬の祭典「日本ダービー」は9番人気ダノンデサイル(牡3=安田)が制してG1初制覇を飾り、21年に生産されたサラブレッド7906頭(持込馬、輸入された外国産馬含む)の頂点に立った。

 皐月賞5着シンエンペラー(牡3=矢作)は3着。出遅れ気味のスタートから道中は中段待機。直線はジリジリと脚を使い前との差をつめた。

 矢作師は「ゲートで暴れたタイミングでスタートが切られてしまったのでもったいなかった。ペースが遅くなるのは分かっていたので位置を取りたかった」とレースを回顧。続けて「オーナーと相談してですが、凱旋門賞に行こうと思います」と今後を展望した。

 騎乗した坂井は「走りのリズムは良かったし、直線は止まらずいい脚を使ってくれた。状態が良かっただけに悔しい」と振り返った。

 ▼日本ダービー 正式名称は「東京優駿」。1780年に創設された「英国ダービー」を範とし、1932年に第1回が行われた3歳馬の頂点を決するレース。皐月賞、菊花賞とともに「牡馬3冠」を形成する。50年から「日本ダービー」の副称が付いた。セン馬は出走できない。

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