【鳴尾記念 展望】ロードデルレイ重賞初V期待
2024年5月26日 21:28 例年なら日本ダービーが終われば関西エリアの舞台は阪神に替わるがスタンド改修工事中のため、京都はあともうひと開催4週のスケジュール。「第77回鳴尾記念」(G3、6月1日、芝2000メートル)はカチウマホークが勝った90年(当時は芝2400メートルのG2で12月に施行)以来、34年ぶりに京都が舞台となる。
飛躍を期す4歳馬ロードデルレイが重賞初制覇のチャンスを迎えた。昨秋のウェルカムSで条件クラスを卒業すると年明け初戦の前走白富士Sでオープン初勝利。その後は大阪杯が賞金不足で除外、香港のクイーンエリザベス2世Cに選出されたが辞退し、ここに照準を合わせた。放牧を挟んで順調に乗り込み、追い切りはしっかり動けている。3連勝へ、突き進む。
ニホンピロキーフも同じ4歳世代の成長株。昇級の前走マイラーズCで重賞にチャレンジし、3着とメドを立てた。芝2000メートルで3勝クラスを勝ったように距離の融通が利く。
22年日経新春杯の覇者ヨーホーレイクは屈腱炎で2年以上のブランクがあったが復帰戦の金鯱賞から新潟大賞典と続けて3着に入った。やはり地力は確かだ。ボッケリーニはこの路線の上位常連。前走日経賞は1番人気5着と着順を落としたが、それでもコンマ3秒差だから評価を下げる必要なし。このレース連覇&4度目の重賞Vを目指す。