【ラジオNIKKEI賞】シリウスコルト好気配!Wコース単走ラスト1F11秒5
2024年6月27日 05:27 皐月賞14着からの巻き返しを期すシリウスコルトは、コンビ継続の三浦がまたがりWコース単走。道中は行きたがるそぶりを見せながらも、我慢の利いた走りで直線へ。ゴール前で仕掛けられると力強いフットワークで加速。6F82秒9~1F11秒5をマークした。2週連続で手綱を取った鞍上は「先週以上に気が乗っていたので、これ以上にならないようにと抑えながら乗った。4角までの形、走り方が大事な馬。うまく誘導できたし、最後はしっかり動かしておこうと思った。いい調整ができている」と納得の表情を見せた。
3戦目で2000メートルの芙蓉Sを制し、今春は弥生賞ディープインパクト記念3着から皐月賞とクラシック王道路線を歩んだ。だが、昨夏福島のデビュー戦(1着)が芝1200メートルだったように、本来は走る気持ちが強い馬。それだけに精神面の状態が好走の鍵を握る。三浦は「テンションが高い馬なので、距離がしっかり持てばいいなと思って乗ってきている。この馬のリズムが一番」と“マイペース”を強く意識する。
状態面の上昇に加え、機動力を生かせる福島への舞台替わりはプラス。「小回りですし、スピードを生かして先行できれば」と宗像師。実りの秋を見据え、夏の福島から再始動する。