【秋華賞 展望】ステレンボッシュVSチェルヴィニア 2冠を懸けた関東馬の一騎打ち
2024年10月6日 17:30 秋のG1シリーズが再開。今週は3歳牝馬3冠レースの最終戦「第29回秋華賞」が10月13日、京都競馬場の芝2000メートルで行われる。
5月のオークスから直行を選択した関東馬2頭の一騎打ちムード。桜花賞馬ステレンボッシュは全6戦でパーフェクト連対を誇る。前走オークスは道中9番手で折り合って余力十分に直線に入ると、ラスト150メートル付近で内から先頭に立った。ゴール前で差され、半馬身差の2着も右後肢の落鉄があったこと考えると負けて強し。阪神JF(2着)、桜花賞に続く3度目の栗東滞在で牝馬2冠獲りを狙う。
良血チェルヴィニアはそのステレンボッシュを負かし、オークス馬に輝いた。関西圏のレースは13着と大敗を喫した前々走の桜花賞以来となる。長距離輸送が鍵になるが【3100】と手が合う名手ルメールとのコンビは心強い。
G1馬2頭に次ぐ3番手は前哨戦のローズSを制したクイーンズウォーク。ここを見据え、余力残しだった前走を叩いて状態は良化。折り合いがつき、得意の末比べならチャンス十分だ。G1初挑戦のクリスマスパレードは紫苑Sを道中2番手から早め先頭で押し切りレコードV。ぐんぐん力をつけている。古馬相手だった夏の札幌クイーンSで重賞初制覇を飾ったコガネノソラ、武豊とのタッグで挑む紫苑S3着ボンドガールが続く。