【凱旋門賞】シンエンペラーは12着…坂井「結果を出せなくて残念」日本の悲願達成ならず

2024年10月6日 23:24

シンエンペラーと坂井瑠星

 世界最高峰のG1「凱旋門賞」が行われ、日本から参戦したシンエンペラー(牡3=矢作)は12着に敗れ、タイトルに届かず。今年も日本調教馬による世界一の夢はかなわなかった。

 シンエンペラーは父シユーニ、母スターレッツシスター(母の父ガリレオ)の血統で、20年に全兄ソットサスが凱旋門賞を制している。27歳・坂井瑠星を背に兄弟制覇を狙ったが、偉業はならなかった。

 初めて日本馬が凱旋門賞に挑戦したのは69年のスピードシンボリ。着外から歴史は始まり、99年エルコンドルパサーが死闘の末に2着、06年ディープインパクトは3位入線後に失格など、数々の名馬が挑んできた世界一決定戦。日本競馬界の悲願達成は、来年以降に持ち越しとなった。

 騎乗した坂井は「満足のいく乗り方はできたと思うけど、結果を出せなくて残念。またリベンジしたい」と悔しさを押し殺した。

 英国調教馬のブルーストッキング(牝4=ベケット)が制した。

 ▼凱旋門賞 1920年創設。毎年10月の第1日曜に、フランスのパリロンシャンで開催される。英国ダービーやケンタッキーダービーと並ぶ世界最高峰のレースの1つ。

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