【凱旋門賞】55歳・武豊 悲願タイトル届かず…11度目の挑戦 アルリファーで11着
2024年10月6日 23:24 世界最高峰のG1「凱旋門賞」が行われ、武豊が騎乗したアルリファー(牡4=愛国、J・オブライエン)は11着に敗れ、タイトルに届かなかった。
アルリファーは前走、ドイツG1のベルリン大賞を5馬身差で快勝。武豊はアイルランドに飛び、9月24日にアルリファーの調教に騎乗。「おとなしくて乗りやすい。癖もなく、調教では特に気になるところもなかった」。確かな手応えをつかみ、大一番に臨んでいたが、ライバルに屈した。
武豊にとって悲願のタイトルは、またもお預けとなった。凱旋門賞の初騎乗は94年、ホワイトマズルで6着。海外メディアに騎乗を批判された。
06年はディープインパクトと挑んだが、3位入線後に失格。22年はダービー馬ドウデュースとのコンビで19着と大敗を喫した。初挑戦から30年。11度目のアタックだったが、悔しい結果が待っていた。
英国調教馬のブルーストッキング(牝4=ベケット)が制した。
▼凱旋門賞 1920年創設。毎年10月の第1日曜に、フランスのパリロンシャンで開催される。英国ダービーやケンタッキーダービーと並ぶ世界最高峰のレースの1つ。