【朝日杯FS】アルテヴェローチェ 3項目で満点!!勢いも実績も本物
2024年12月9日 05:30 過去10年の傾向から5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬をあぶり出す「G1データ王」。今回は「第76回朝日杯FS」を徹底精査した。予想ファクターが少なく、難解を極める2歳G1。そんな中、本命に導き出したのは前走サウジアラビアRCを快勝したアルテヴェローチェだ。
【実績】
実績がモノをいう傾向が強く、勝ち馬10頭中8頭がキャリア2勝以上。そのうち昨年Vのジャンタルマンタル、22年Vのドルチェモアなど5頭が重賞を制していた。重賞を含む2勝以上をマークしている馬は20点。重賞を制していない2勝以上の馬は15点。1勝馬は10点。未勝利馬は5点とする。
【ステップ】
前走サウジアラビアRC組が【3・2・1・5】と高確率で好走。最多の3勝を挙げており20点。同じくマイル重賞のデイリー杯2歳S組【2・4・2・20】、1勝クラスのベゴニア賞組【2・0・0・3】が各2勝で続き15点。一方で新馬組からは15年リオンディーズ、未勝利組からは20年グレナディアガーズがV。ともに10点とする。
【前走着順】
思い切った取捨選択がしやすい傾向が出ている。勝ち馬全頭が前走も勝利しており、前走1着馬は【10・6・8・66】。文句なしの20点満点だ。2~5着は【0・3・2・45】と何とか面目キープで10点。他は5点とする。
【馬体重】
480~499キロが【4・4・3・34】、最多4勝で20点。次点の460~479キロ【3・4・3・45】が15点。【2・2・1・17】の500キロ以上、1勝を挙げている440~459キロは10点。大型馬に有利な傾向が出ており、439キロ以下の軽量馬は3着が最高と厳しい。
【4角位置】
4角でのポジション取りが勝利の鍵を握る。4番手以内の馬が6勝を挙げており先行馬が有利。ただし、4角先頭は【0・0・1・9】と苦しんでいる。控えた馬にもチャンスあり。21年ドウデュースは7番手から差し切っている。前走で2~4番手のウイニングポジションにつけた馬に20点。5、6番手が15点。7番手以下は10点。先頭だった馬は5点とする。
【結論】
本命は5項目中3項目で満点を叩き出したアルテヴェローチェ。札幌のデビュー戦は好位外でリズム良く運ぶと、ゴール前の叩き合いを制した。前走サウジアラビアRCは一転、道中で位置を下げる競馬になったが直線外から鋭伸。やや重の馬場もモノともしない力強さを見せた。勢いも実績も間違いなく本物。無傷3連勝でG1タイトルを手にする。(データ班)