【小倉大賞典 展望】関東馬エピファニーが連覇へ ヤマニンウルスは芝初参戦

2025年2月16日 18:21

エピファニー

 23日、小倉で行われるハンデ重賞「第59回小倉大賞典」(芝1800メートル)は個性派がそろった。
 
 関東馬エピファニーが連覇を狙う。昨年の当レースは道中7番手で脚をためる形。前半1000メートル通過が57秒2と展開は向いたが、直線は馬場の真ん中から鋭く脚を伸ばし、重賞初制覇を飾った。同じく小倉芝1800メートルで行われた前々走の中京記念は中団から差してタイム差なしの2着。この舞台は相性がいい。昨年、2桁着順の3走は芝2000メートルだった5走前の中山金杯(11着)、3走前の大阪杯(10着)、前走のチャレンジC(11着)。距離を1F縮め、全6勝のうち5勝を挙げる芝1800メートルへの起用は歓迎だろう。条件替わりで本領を発揮する。
 
 昨年プロキオンSを制したヤマニンウルスは前走の名古屋大賞典(6着)で初黒星を喫した。今回、藤懸との新タッグで芝初参戦になる。オープン馬の半兄ヤマニンサンパ、半姉ヤマニンアンフィル、半弟ヤマニンアルリフラは芝で勝ち星。馬体重が600キロ近くある超大型馬で小回りの対応は鍵になるが、血統背景から芝のスピード勝負にも十分に対応できる下地はある。

 昨年2着ロングランは脚質から展開に左右される面はあるが、しまい確実。追い切りは年齢を感じさせない走りで元気いっぱい。流れひとつで上位争いに食い込める。

 前走の初富士Sでオープン入りを決めたコスモブッドレアは前々ですんなり運べれば粘り強い。昨年1月京成杯が3着、3月スプリングSで4着に入った実績馬。ここでも十分やれる。叩き2走目のシルトホルン、近2走で上がり3F最速をマークしているエアファンディタも侮れない。

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