【盛岡競馬 サファイア賞】サンカリプソ重賞初制覇 鞍上の坂井瑛音は重賞初騎乗V

2025年7月6日 23:42

サファイア賞を制したサンカリプソ(岩手県競馬組合提供)

 3歳による今年最初の盛岡競馬の芝重賞「第18回サファイア賞」(M3)は6日の12Rで行われ、8番人気のサンカリプソ(牝=菅原勲、父タワーオブロンドン)が逃げ切り、重賞初制覇を飾った。2着ゲレル、3着リュウノドラゴンの上位3頭にオパールC(8月5日、盛岡)の優先出走権が与えられる。

 デビュー2年目の坂井瑛音(えいと、18)は重賞初騎乗で勝利。「直前にも調教師から“思い切って行けるなら行け”と声をかけてもらっていたので、ちょっと出負け気味に出たんですけどこの馬のスピードを信じてハナに行こうと決めました。初めての芝で感覚が分からなくて、ペースが速いのかな、早く行き過ぎてるかなとか思いながらでした。直線に向いた時には少し加速してくれてそのまま引き離してくれるかな?と思ったら坂を越えてビタッと止まってしまって。差されると思ったんですけど、よく辛抱してくれました。ガッツポーズはうれしくて出ちゃいました」と喜びを語った。

 一方、管理する菅原勲師は「逃げ馬なので前に行く戦法だとは考えていましたが、距離的にも長いかなと感じていましたし芝も合うかどうか分からなかった。良いペースで逃げることができたからうまく勝てたと思います。トライアルを勝つことができましたし、オパールカップに向かうことになると思います」と振り返った。

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