吉田隼人がJRA1200勝達成!史上34人目、大ケガ克服の偉業に「また与えられた命だと思って」
2025年11月24日 17:38 吉田隼人騎手(41=フリー)が24日の福島競馬11R・奥羽Sのシェットランドで1着となり、JRA通算1200勝を達成した。JRA史上34人目、現役18人目。04年3月の初騎乗以来、通算1万4142戦目での記録達成となった。JRA重賞28勝(うちG15勝)を挙げている。
24年4月の福島牝馬Sで落馬し、外傷性くも膜下出血で約5カ月半戦列を離れた。苦難を乗り越えての記録達成に、吉田隼は「本当は2年前ぐらいに(1200勝を達成)しないといけなかったのですが…。(この約3年間を振り返って)辛いことばかりでした。若いジョッキーがこれからどんどん頑張ってくるので、その刺激をもらいながら、僕も頑張ろうと思います」としみじみと語った。
福島競馬場は自身のJRA重賞初制覇となった06年4月福島牝馬S(ロフティーエイム)、08年福島牝馬S(マイネカンナ)、09年福島記念(サニーサンデー)、17年福島牝馬S(ウキヨノカゼ)と重賞4勝。たくさんの思い出が詰まっている。
吉田隼は「(今後については)特に数字は決めていないですが、またこの命がつながったので、また与えられた命だと思って、もう1回ジョッキーをやりたいと思います。(ファンに向けて)本当はタキシードのターフィーが欲しかったのですが、やっぱり僕は福島が合うと思うので、ここで達成できて良かったです。ありがとうございました」と福島競馬場に来場したファンに感謝していた。
