【朝日杯FS】アンカツさん「カヴァレリッツォ。最後あの脚やから馬も強いけど…見事な進路やった」

2025年12月21日 16:18

通算4464勝の元ジョッキー・安藤勝己さん

 切れ味自慢がずらりそろったG1「朝日杯フューチュリティS」は21日に阪神競馬場で行われ、単勝2番人気のカヴァレリッツォがG1初制覇を飾った。2着は逃げた5番人気のダイヤモンドノット。1番人気に推されたアドマイヤクワッズは3着だった。

 中央と地方で通算4464勝の元ジョッキー・安藤勝己氏(65)がレース後、自身のX(旧ツイッター)を更新。「カヴァレリッツォ。最後あの脚やから馬も強いけど、クリスチャンが折り合い重視で我慢して、直線はルメール目掛けて」とV馬を称賛。「ダイヤモンドノットは道悪巧者なんやね。スイスイと楽に進んで行っとった。反対がアドマイヤクワッズ。あの手応えでエコロアルバを捕らえたんやから能力的には双璧」と上位の実力場を分析した。

 ルメール騎乗の5番人気ダイヤモンドノットがレースを引っ張る形に。1番人気のアドマイヤクワッズは後方4番手で控えながら徐々に外を回って位置を上げる展開。最終コーナーを回っても逃げるダイヤモンドノットの脚は衰えず。だが、内を通って抜け出したカヴァレリッツォが強烈な伸びを見せ最後に差し切り1着でゴール板を駆け抜けた。重馬場ながら力強く最後までペースを刻んだダイヤモンドノットが惜しくも2着。アドマイヤクワッズは外から鋭い末脚を見せたが届かず3着に終わった。

 ▼朝日杯フューチュリティS 1949年に関東所属の3歳(現2歳)チャンピオン決定戦として創設された「朝日杯3歳S」が前身。2001年、年齢の表記変更の年より現レース名。14年、中山から阪神へ開催地が変更された。中山時代にマルゼンスキー、ナリタブライアン、グラスワンダーなどが優勝。

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