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G1・9勝の8歳馬レベルスロマンスが英G2で貫禄V ビュイック「勝利への意欲と回復力は驚異的」

2026年7月10日 09:41

ニューマーケット競馬場(C)The Jockey Club

 英国の夏競馬を彩るジュライフェスティバルが9日、南東部ケンブリッジ近郊のニューマーケット競馬場で開幕し、4R・プリンセスオブウェールズS(G2、芝2400メートル)は4頭で争われ、1番人気に支持されたレベルスロマンス(セン8=英C・アップルビー、父ドバウィ)がウィリアム・ビュイック(37)とのコンビで貫禄Vを飾った。

 道中2番手から抜け出し、最後は外で食い下がるアラビアンクラウンを半馬身差で振り切ってゴールへ。良馬場で勝ち時計は2分27秒83。通算成績を32戦22勝とした。これが5度目のG2制覇でG3は3勝、G1・9勝で獲得賞金は1200万ポンド(約24億円)を超えている。

 ビュイックは「彼は本当に素晴らしい馬です。彼の姿を観客の皆さんに、もっと見てほしい。8歳になり、キャリアの終盤に差しかかっているけど特別な存在なんです。勝利への意欲と回復力は驚異的。自分のキャリアにおいて彼のような馬に出会えたことが凄い」と相棒を称え「今後についてはチャーリー(アップルビー師)とチームが計画を立てるでしょうが、8歳という年齢ですから一歩一歩、進んでいくことになると思います」と前を向いた。

 昨年11月1日のBCターフ2着後、今年は2月28日のドバイシティオブゴールドで始動し、V発進。その後は間隔を空け、夏場に備えた。チャーリー・アップルビー師(51)は「今日は自分の子供が運動会で走っているのを見守っているような気分でした。彼については、もう誰もが知るところでしょう。今日、ここ(ニューマーケット)で走れたのは本当に素晴らしいこと。彼はこのコース(22年6月25日のフレッドアーチャーS=リステッド)で芝の初勝利を挙げ、その時に彼がダート馬ではなく芝向きの馬であると気付かせてくれたのです。彼にとって、このレースを夏の目標にするのはふさわしいと感じていました。先月、ロイヤルアスコットに行かなかったのは、あのレース(ハードウィックS)は彼にとって少しタフ過ぎるかもしれないと思ったからです。また、彼は調子を上げている段階でしたから。厩舎のみんなが素晴らしい仕事をしてくれたし、ウィリアム(ビュイック)も何度も調教に乗ってくれた」とチームの勝利を強調した。

 地元・英国をはじめ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、ドイツ、米国、カタール、香港と何度も海を渡ってキャリアを重ね、8歳夏を迎えた。アップルビー師は「この中間の追い切りで、まだ走りたがっている兆候を見せていました。今日の走りを見れば彼の意欲を疑う人はいないのでは。彼のような馬を現役で走らせ続けるべきか、という疑問を持つ人もいるでしょう。もう走りたくないと思えば彼自身が教えてくれるけど、まだ走りたいと思っていることは誰の目にも明らかだったはずです。全盛期の力があるとは言わないけど今も自分が楽しいことを続けている、それが一番大切なこと」とした上で今後については「率直に言って一日一日、一戦一戦の状態を見て判断します。次はどこに行くといった型にハメるつもりはありません。今日のレース後の様子を見て、来週も今週と同じような熱意を見せていれば、それを考慮して次を考えます。彼は称賛されるに値する馬ですから、また皆さんに楽しんでいただけるならうれしいです」と馬と向き合い、プランを練っていく。

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