【札幌2歳S】ショウナンガレオン 飛躍への助走 前走新馬戦で2歳コースレコード“圧巻の船出”

2026年9月1日 05:30

7月5日の函館新馬戦で圧勝したショウナンガレオン

 今週から中山&阪神が開幕するが、夏の北海道シリーズは今週がラスト。フィナーレを飾る土曜札幌メイン「第61回札幌2歳S」に大物が登場する。函館新馬戦を2歳コースレコードで制したショウナンガレオン(牡=加藤士)だ。早くも来年のクラシック候補に挙げられるフライトライン産駒の逸材が最初の重賞タイトル獲得に挑む。

 大航海時代に活躍した重厚な帆船から命名されたショウナンガレオンは、その馬名にふさわしい高レベルな戦闘力を備えている。24年のセレクトセールの当歳セリで2億1000万円(税抜き)という高値で落札されたフライトライン産駒が、そのベールを脱いだのは7月5日の函館新馬戦(芝1800メートル)だった。

 デビュー前の調教で既に非凡な動きを見せていただけに、単勝オッズ1・3倍の圧倒的な1番人気。序盤は3番手を悠然と進み、直線で追い出されると高性能エンジンが火を噴いた。急加速して逃げ馬を並ぶ間もなく抜き去ると、最後は手綱を抑えて2馬身半差でゴール。逃げた2着馬が5F通過60秒4と新馬戦にしてはハイラップで引っ張った結果とはいえ、走破タイム1分47秒6は圧巻の2歳コースレコードだった。担当の関本助手は「大きな期待をしてもらえるパフォーマンス。これは大事にしていかないといけない馬だと思った」と当時を振り返る。

 さらに強烈なインパクトを残したのが、8月26日に札幌芝コースで行われた1週前追い切りだ。道中は他厩舎の併せ馬を目標にする形で進み、直線でいっぱいに追われて前の5頭をごぼう抜き(時計は5F63秒5~1F11秒6)。調教スタンドで見ていた別の厩舎の関係者から感嘆の声が上がるほどの、すさまじい瞬発力を見せつけた。

 見守った関本助手は「見ての通りです」と満面の笑み。騎乗した鮫島駿も「何も問題ない。前回より反応が良くなっている。折り合いの確認や直線で狭いスペースに入るなど実戦に近い形の追い切りで、いい調整ができた」と冷静に稽古内容を説明すると、続けて「何もトラブルがなければ結果はついてくると思う」と自信満々に言い放った。

 まだ競走馬としての航海は始まったばかり。2度目の出航となる今回、どれほどのパフォーマンスを披露するのだろうか。期待は高まるばかりだ。 

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