【凱旋門賞】メイショウタバル 戦闘モード 本来の動き戻った 武豊の合図でスッと加速

2026年10月1日 05:30

武豊を背にシャンティイ競馬場で最終追い切りを行ったメイショウタバル(左)(撮影・平松 さとし)

 徐々に決戦ムードが高まってきた。JRAが馬券を発売する「第105回凱旋門賞」は30日、出走馬が確定した。シャンティイ滞在で調整を続けるメイショウタバル(牡5=石橋)はこの日、武豊を背にレゼルボア調教場の芝直線コース併せ馬で追い切りを消化。軽快に駆け抜け、好仕上がりを印象付けた。担当スタッフを務める上籠三男助手(57)とともにフランス最高峰の頂にアタックする。同レースはヴェルメイユ賞覇者フレンドリーソウル(牝5=英J&T・ゴスデン)が追加登録(指定競走勝ち馬のため追加登録料なし)で参戦し16頭立て。出走馬の騎手と馬番&枠順は現地時間1日に確定する。

 眠っていた闘志に火がついた。メイショウタバルはレゼルボア調教場の芝コースで最終追い切りを消化。初めて調教で手綱を取る武豊を背に滞在先の小林智厩舎の管理馬メイショウヴェリテとの併せ馬。道中は1馬身ほど追走し、ゆったりとしたペースでも我慢が利いてスムーズに折り合った。ラスト4Fを過ぎたところで馬体を並べ、武豊がゴーサインを送るとスッと前へ。そのまま5馬身先着でゴールを駆け抜けた。
 先週パリロンシャン競馬場での1週前追いはややもたつくシーンもあったが、この日の最終追いは体全体を使い、本来の躍動感ある動きだ。武豊は「先週の映像を見たら少し重たい感じがしたのでスイッチを入れる意図でした。調教で乗ったのは初めてだけど思ったより戦闘モードに入っていました。強く追うこともなく走れて、動きは凄く良かった」と笑みを浮かべた。

 動きをチェックした石橋師は「先週の追い切りの動きが物足りなかったので豊君に初めて調教で乗ってもらいました。見ていても実際、乗った瞬間にピリッとしたし、いい方に出たなと。先週よりもかなり動けていたし、追い切りはうまくいったと思います」と武豊に委ねた最終追いが正解だったと振り返った。前走宝塚記念で連覇を成し遂げ、ここ一本のローテでフランスへ。武豊は「今年で凱旋門賞(の騎乗)は12回目になるけど、やっぱり特別なレースですよ。モチベーションの一つになっていますね。いつかは勝ちたいと思っているし、こうしてチャンスをもらえて、うれしく、誇らしい。わくわくしています」と日本馬による悲願の凱旋門賞制覇へ、気合をみなぎらせていた。
 

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