【サウジアラビアRC】輝く才能フィリオソラーレ 母に続き重賞制覇だ「気性面の幼さが抜けてきた」
2026年10月6日 05:30 秋競馬、真っ盛り。2歳重賞も熱を帯びてくる。注目の2歳馬を紹介する「Road to 2027」は、土曜東京メイン「第12回サウジアラビアRC」にスタンバイするフィリオソラーレ(牡=木村、父エピファネイア)を取り上げる。6月初週の東京新馬戦を快勝。同条件で施行された新馬戦の歴代勝ち馬にグランアレグリアやサリオスなどが名を連ねる“出世レース”を制した逸材が重賞タイトルを狙う。
木村厩舎期待の好素材だ。類いまれなる才能を持つフィリオソラーレが連勝での重賞Vを狙う。母は19年フェアリーS勝ち馬フィリアプーラ。その母の兄は11年に朝日杯FSを制したアルフレードという良血。注目のデビュー戦は評判にたがわぬレースぶりだった。
初陣は6月初週の東京新馬戦(芝1600メートル)。期待の大きさは単勝1・3倍という数字に表れていた。抜群のスタートを決め、道中は好位3番手を追走。折り合いは上々だ。直線で逃げたウィンターブリーズの内に進路を取ると、軽やかなフットワークでグングン加速。メンバー最速となる上がり3F33秒3の末脚で悠々と1馬身差し切った。テン良し、中良し、しまい良し。まさに完璧と言える初戦のパフォーマンスに、ルメールは明るい未来を期待した。
「まだ伸びしろはある。体は子供っぽいけど、ラスト150メートルで手前を替えてから、もう一度伸びた。未来が楽しみ」
9月30日の1週前追いはWコースで長め7F追い。直線で僚馬アローメタル(3歳1勝クラス)に馬体を併せると、力強い脚取りで1F11秒6(5F66秒8)と鋭伸した。太田助手は「新馬を勝った後に放牧に出して、気性面の幼さが抜けてきた」と成長を感じ取っている。続けて「順調に追い切りを消化して雰囲気は悪くないので、少しでも成長した姿を見せてほしい」と期待を寄せた。
同条件で施行された新馬戦は18年にグランアレグリア(G16勝)、19年にサリオス(同年朝日杯FS勝ち)が制覇。“出世レース”を快勝したフィリオソラーレにもタイトル奪取が期待される。馬名の由来はイタリア語で“太陽の子”。歩む道のりを明るく照らし、一歩一歩、前に進んでいく。
