【凱旋門賞】武豊 メイショウタバル14着「残念」 12度目の挑戦も壁厚く「凄く悔しい」
2026年10月6日 05:25 欧州の分厚い壁にはね返された。フランス伝統の一戦「第105回凱旋門賞」は4日、パリロンシャン競馬場で16頭で争われ、日本調教馬は9番人気アドマイヤテラ(牡5=友道)が11着、2番人気メイショウタバル(牡5=石橋)は14着。日本調教馬は出走37頭(延べ40頭)となり、悲願の初勝利は来年以降に持ち越しとなった。ミカエル・バルザローナ(35)騎乗の地元馬ダリズ(牡4=グラファール)が1番人気に応え、差し切りV。史上8頭目の連覇を成し遂げた。
日本調教馬、そして武豊の凱旋門賞初勝利を願うファンの熱い思いが2番人気に押し上げた。
メイショウタバルは13番枠から五分のタイミングでスタート。内の出方を見ながら、じわっと行き切った。最初の1000メートルを63秒32で通過し、リズム良くラップを刻んでるかに見えたが2番手のベイシティローラーにぴったり張り付かれる展開。前日から乾かなかった、やや重の芝で消耗したのか直線は馬群にのみ込まれた。結果は14着。12度目挑戦の武豊は敗戦を受け止め「結果を出せず凄く悔しいし、残念です」と第一声。「追い切りから動きは良く、落ち着いていたし、いい雰囲気でした。いい時のタバルのリズムで走れて、一番速いなら先手を取ろうと思っていたのでプランとしてはいいなと思いながら乗っていました。最後の直線に向いて、ちょっと反応がなかったので、そこで力いっぱいになったのかな。思った以上にスタミナというかパワーをそがれた感じ」と振り返った。
昨年8月29日に松本好雄オーナーが死去。人馬の絆、人と人の縁を大切にした先代の思いを胸にフランスにやって来た。海を越えてチーム一丸で戦った、この経験はきっと今後につながる。石橋師は「道中、楽に行けたし豊君(武豊)の判断に任せて、いい形には持っていけたと思います。正直、凄く壁があるなと痛感したけどタバルがここまで連れてきてくれました。また頑張ってくれると思うので応援よろしくお願いします」と前を向いた。敗戦をバネに、さらなる高みへ。まずは英気を養い、次の戦いに備えていく。

