【阪神アーバン競馬プレーバック】ゴッドフェンサーの3冠阻止!ハイラブレジェンドが3冠最終戦制覇

2026年10月18日 14:00

ハイラブレジェンドで園田オータムトロフィーを制し、馬上で喜びを爆発させる小谷哲平

 「夏の上がり馬は怖い」。競馬界に伝わる格言を体現し、偉業を阻止した。15日のメイン11Rで兵庫3冠最終戦となる重賞「第9回園田オータムトロフィー」(3歳、ダート1700メートル、9頭立て)が行われ、小谷哲平騎乗の3番人気ハイラブレジェンド(牡=保利平、父リアルスティール)が優勝。単勝1.2倍の1番人気に支持され、3冠の懸かったゴッドフェンサー(牡=盛本、父ルヴァンスレーヴ)を撃破した。

 スタートでは後手に回ったが、二の足をつけてすぐに前へ。ペースが流れなかったことで展開も向いた。先頭のまま最後の直線に突入。外からゴッドフェンサーとミルトイブニング(牡=保利平、父タイセイレジェンド)が迫ってきたが粘り腰を発揮して振り切り、重賞初制覇を果たした。

 戦前は大本命のゴッドフェンサーに、8月13日に大井で行われた重賞「黒潮盃」(3歳、ダート1800メートル、15頭立て)を制したミルトイブニングがどこまで迫れるか、という見立てが大勢を占めていた。

 ハイラブレジェンドは5月にJRAから転入後、戦前まで4戦3勝、しかも前走のトライアルを10馬身差で圧勝していたが、単勝8.8倍の3番人気止まり。それでも陣営はこの馬の強さを信じていた。

 管理する保利良平調教師(48)は「先頭に取り付いた時点で、この馬の競馬はできるかな、と思って見ていました。いい感じでラップを刻めたんじゃないかなと思います。並ばれても勝負根性があって、もうひと脚を使える。強いな、と思いました」としてやったり。2013年の開業前から愛馬を預けてくれた服部新平オーナーの馬で勝てたことが「何よりうれしかった」と万感の思いを口にした。

 騎乗した2年目の小谷哲平にとっても、姫路では2度の重賞制覇があったが、園田での重賞勝ちは初めて。それが大本命馬を撃破しての価値ある優勝とあって「小さい頃からここで育ってきたので、その場所で重賞を勝つことができて最高にうれしいです。先生からも指示がありましたし、この馬の良さを出すには押し切る形がベストなのかなと思っていました」とお立ち台で喜びを爆発させた。この時点で今年46勝のうち、重賞3勝(単勝1番人気馬はゼロ)と大舞台での強さを発揮。師も「この馬は哲平が育てた馬。おめでとう」と賛辞を惜しまなかった。

 ハイラブレジェンドは今後、12月9日に行われる重賞「園田金盃」(3歳以上、ダート1870メートル)を目指す予定。世代最強馬の看板を背負い、古馬との初対決に挑んでいく。

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