【英チャンピオンズロングディスタンスC】素質開花マウントアトラスV「理想的な展開」PJ・マクドナルド
2026年10月18日 00:45 英国競馬の一大イベント、ブリティッシュチャンピオンズデーが17日、首都ロンドン近郊のアスコット競馬場で開催され、2R・英チャンピオンズロングディスタンスC(G1、芝3200メートル)は道中、中団で脚をためたマウントアトラス(セン5=A・ボールディング、父マサー)が直線の追い比べを制して3/4馬身差V。単勝オッズ34倍と10頭立て9番人気と伏兵視された立場ながら長く脚を使って下馬評を覆し、G1初参戦でタイトルをものにした。
今季、長距離戦で力を伸ばしてきた。直線、内に進路を取ったが、なかなか前が空かず。それでも鞍上パトリック・ジョセフ・マクドナルド(44)は慌てず、ラスト1Fでスペースができると、そこから一気に末脚を伸ばした。
前々で粘り込みを図ったクイーンズタウンが2着。前走・英セントレジャーを制している1番人気ハイウェイマンが3着に入った。
ボールディング師は「PJ(マクドナルド)の素晴らしい騎乗。末脚を生かすタイプで、ぎりぎりまで脚をためて仕掛けを遅らせ、力を引き出してくれた」と鞍上を絶賛。2走前のジョンスミスシルヴァーカップS(G3)で重賞初制覇を飾り、前走ロンスデールカップS(G2)3着をステップにここへ。「マウントアトラスは非常に才能のある馬だし、シーズン通して調子が良かった」と充実ぶりを口にした。
殊勲の鞍上マクドナルドは「前が空いたタイミングがちょうど良く、理想的な展開。正直、際どいスペースだったけど仕掛けたら反応し、突き抜けてくれた」と相棒を称え「厩舎スタッフの皆さんが凄く良くしてくれるし、このチームの一員でいられることが素晴らしい。アンドリューとアンナ・リサ(ボールディング夫妻)は私に大きな信頼を寄せてくれて、それが自信にもつながっている。その恩返しとして、チャンピオンズデーでG1勝ちを届けられたことが何より」と、やり切った表情で安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
