カラクプア 一発狙う

2020年6月27日 11:03

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて18鞍に騎乗します。

ニシノアクシス(土曜7R)は能力はある馬なので、右回りに変わってどうかです。

セルフィー(土曜8R)は動きは悪くはないので、あとは距離が延びて1700メートルに対応できるかどうかですね。

ヤップヤップヤップ(土曜10R)は最後はいい脚を使うので、あとはハマるかどうかです。

キャベンディッシュ(土曜12R)も終いは堅実に脚を使ってくれますが、ハマり待ちですね。

スターオブフォース(日曜3R)の前走は内枠だったので出していきましたが、行けずに直線でも前が開きませんでした。状態は変わらないですし、外枠が当たれば違うと思います。

セーリング(日曜6R)は2000メートルは少し甘くなりますね。未勝利を勝てる力はあるので、1800メートルで折り合えればチャンスはあると思っています。

ディヴィナシオン(日曜10R)は木曜に追い切りに乗りましたが、動きは良かったですよ。前走もいい脚を使っていましたし、展開ひとつだと思います。

カラクプア(日曜11R)は動きは良かったですし、休み明けでも稽古の感じならやれると思っています。函館も得意ですし、一発狙って頑張ります。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
3Rカクシン ☆
色々な条件を試しているが、ワンパンチ足りない競馬続き。現状では展開の助けがないと…。強気な競馬で前走見せ場十分の3着だったショウナンアニメ、前走は厳しい展開だったシェイクスピア、ダートで安定しているウインオリヴィアが上位候補か。

4Rクロワルース ☆☆
なかなか成績が上がってこないが、良血馬で素質は秘めている。ノド手術の効果で能力全開となれば変わり身があっても。2戦連続で2着のメイショウミモザ、前走は脚を余したカウイダンス、好仕上がりのヴァルムチェーナが上位候補か。

5Rドナタイフーン ☆
追い切り時計は悪くはないが、乗り込み本数が少なくやや急仕上げの印象。使いつつ良くなってからか。1週前に好時計をマークしているラストサムライとフォドラ、好馬体で動きも素軽いニシノカグラが上位候補か。

7Rニシノアクシス ☆☆☆
近2走は東京でモタれる面を見せており、現状では右回りの方が良さそう。3走前に2着があるように能力は確か。右回りなら上位争いは十分可能。道悪巧者のビックハート、洋芝は合うネブロシティ、距離短縮で粘りが増しそうなビットクラッシャーが強敵か。

8Rセルフィー ☆☆☆
ダートでは4戦全て連対しており、特に前走は好位から抜け出し後続に4馬身差をつけ楽勝。距離延長が鍵になるが、ダートでは底を見せておらず、低調な今回の組み合わせなら上位争い可能。単騎逃げに持ち込めそうなシャルロッテミノル、前走着差以上に余力があったシャンボールロッソが強敵か。

10Rヤップヤップヤップ ☆☆
他力本願な面はあるが、近2走の末脚は上々。雨で渋った馬場はむしろ歓迎。展開ひとつで上位食い込みがあっても。厳しい展開のなか前走2着と好走したワールドウインズ、現級勝ちの実績があるアウステルリッツ、ペースを考えると前走強い勝ち方だったサマーエモーションが上位候補か。

11Rセントセシリア ☆
前走は人気薄での好走で、内めの枠や展開がうまく噛み合った印象。昇級初戦で即通用は…。前走は脚を余しながらも2着と好走したデルマカトリーナ、非凡な切れ味を持つベッラヴォルタ、末脚堅実なショウナンマッシブが上位候補か。

12Rキャベンディッシュ ☆☆
末脚は堅実だが、展開に左右される面が残る。恵まれないと上位は…。ユニコーンSの3着馬で使いつつ本調子に近づいているダンツキャッスル、末脚鋭いマンハッタンロック、控える競馬が板についてきたオメガレインボーが上位候補か。

日曜日
3Rスターオブフォース ☆☆
前走は7着だったが、直線で前が壁になり脚を余してのもの。2着3回があるように今の未勝利なら力は上位で、スムーズなら上位食い込みがあっても。好仕上がりで洋芝も合いそうなマジカルマジカル、叩いて調教の動きが良くなったサンデーパームス、前走は出遅れが応えたジュンジュンが上位候補か。

4Rホシムスメ ☆
ここまで6戦しているが、7着が最高着順。距離延長で前進があればいいが…。ブリンカー着用でもう一押しを狙うマイネルパイオニア、小回りは合うアイルビーメジャー、脚抜きのいいダートは歓迎のオメガドラゴンが上位候補か。

5Rフェスティヴパイカ ☆
乗り込み量は十分だが、まだ非力な印象。使いつつ力を付けてからか。最終追い切りで上々の動きを見せたストーンフェンス、スピード感十分のディープエコロジー、乗り込み十分のシゲルテンチョウが上位候補か。

6Rセーリング ☆☆☆
最後伸びを欠いた前走を見ると、1800メートルに短縮されるのは好材料。気性面から滞在競馬も合いそうな印象で、上位争いは十分可能。叩いて動きが良くなったタイセイメガロス、前走の末脚が目立っていたメイショウイナセ、動きが良くなったサーストンシカゴが強敵か。

7Rゴールドクロス ☆
過去に現級での好走歴は多数あるが、近走の成績が一息。スタートが決まればもう少しやれそうだが…。近走安定しているメイショウカササギ、1000メートル向きの先行力があるハクアイブラック、前走1000メートルで変わり身を見せたガビーズメモリーが上位候補か。

8Rアルテヴェルト ☆☆
前走11着は心房細動が敗因。休み明けで幾分急仕上げの感はあるが、2走前に札幌2600メートルで現級3着があるように洋芝の長距離はベスト条件。今回のメンバー構成なら食い込みがあっても。長距離で内容が良くなったエドノフェリーチェ、洋芝実績があるラヴィンジャー、未勝利馬だが1勝クラスで2着2回があるカラミンサが上位候補か。

9Rテンペスタージ ☆☆
前走はテンションが高く7着と敗れたが、2~3走前の末脚は上々。連闘でも滞在効果が見込め、前進は十分可能。粘り強いエヴァキュアン、ダート替りは好材料のレゴリス、ダートなら昇級でも力は見劣らないボマラインが上位候補か。

10Rディヴィナシオン ☆☆☆
前走は初めての1200メートルだったが、後方から目立つ末脚を使い5着。折り合い面から現状では1200メートルが合っている印象で、展開ひとつで上位争い可能。決め手鋭いラキ、前走スムーズさを欠いたニシノドレッシー、距離短縮で前走新味を見せたラストプライドワンが強敵か。

11Rカラクプア ☆
オープンではワンパンチ足りない競馬続き。状態の良さを生かしてどこまでやれるかだが…。函館4戦4勝のリアンヴェリテ、小回りは合うダンツゴウユウ、渋太さがあるアディラートが上位候補か。

12Rサイモンサーマル ☆
現級では16戦して掲示板なし。現状では力不足は否めず、鞍上の腕で少しでも前進があればいいが…。滞在は合うダディーズトリップ、雨で時計のかかる芝は歓迎のザプリオレス、前走上々の粘りを見せたタンタラスが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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