フランジヴェント うまく立ち回れるか

2020年10月16日 15:12

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて12鞍に騎乗します。

レーヴドゥラプレリ(土曜2R)は調教で乗っていますが、まだ追ってからがもうひとつ。先々は走ってきそうですが…。

ラカン(日曜2R)は緩さは徐々に良くなってきていますし、前走も最後はいい脚を使ってくれましたからね。現状では前半急がせない競馬が良さそうなので、今回もハマり待ちにはなりますが、展開次第ではもっとやれても良さそうです。

フランジヴェント(日曜12R)は前走頑張りましたが、本質的にマイルは少し長いので、うまく立ち回れるかどうかです。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
2Rレーヴドゥラプレリ ☆☆☆
前走は外々を早めに追い上げ最後は甘くなったが、2番人気に支持されていたように調教の動きは目立っていた馬。立ち回りひとつで上位食い込みがあっても。良血馬で素質秘めるアカイトリノムスメ、前走の末脚目立っていたマリノアルカディア、競馬センスがいいラングロワが強敵か。

5Rトピックス ☆☆
馬体的にもう一追いがベストだが、乗り込み本数は足りており、走れる態勢は整った様子。気性も悪くはなく、初戦から差のない競馬ができても。スタートが速く新馬向きのウィスク、高気配でスピード感十分のヴィクトゥーラ、最終追い切りで上級クラス馬相手に先着と能力高いスカリーワグが上位候補か。

6Rパイオニアバローズ ☆☆
前走は脚抜きのいいダートが合わなかったのか12着と大敗したが、2~3走前に3、2着と通用する力は見せている。休み明けになるが鉄砲実績もあり、極端な道悪にならなければ変わっても不思議ではない。長くいい脚を使うファイヴレター、渋太さがあるネヴァタップアウト、好仕上がりのコスモストライカーが上位候補か。

10Rミュージアムヒル ☆☆
近2走は本調子になかったのか二桁着順だが、過去に現級で2着2回3着1回と能力は十分。良績の多い東京替わりと立て直した効果で変わり身があっても。東京巧者で仕上がりも良いビックインバイオ、渋太く脚を使うペイシャドリーム、長くいい脚を使えるカルリーノが上位候補か。

12Rディロス ☆☆☆
今回が初ダートになるが、ダートコースでの調教で好時計をマークし適性はありそう。近走成績は一息だが、新馬戦で楽勝するなど潜在能力は高く、一変しても不思議ではない。底を見せていないマックス、好仕上がりのフルデプスリーダー、東京は相性が良いラブリーエンジェルが強敵か。

日曜日
1Rラインマン ☆☆
2走前は出遅れもあり8着だったが、前走は直線で見所のある末脚を使い3着。直線の長い東京に替わるのは魅力で、やや低調な今回の組み合わせなら再度上位争い可能。末脚堅実なラインプリンス、太目の前走を叩かれ上積み十分のグリモリオ、好仕上がりのユングヴィが上位候補か。

2Rラカン ☆☆☆
まだ完成途上ではあるが、それでも毎回末脚は堅実で、前走もメンバー最速の上がりを使い4着。直線の長いコースは合っており、展開ひとつで上位争い可能。エンジンのかかりが遅いが新馬戦で2着と能力示したインナリオ、渋太さがあるルーパスデソーロ、能力は秘めており芝で変わる可能性十分のミエノムガールが強敵か。

4Rベッラノーヴァ ☆☆
再仕上げになるが、帰厩後は併せ馬中心に順調に調整され態勢は整った様子。まだ小柄で非力な面は残るが、仕上がりの良さでどこまでやれるか。乗り込み本数は少ないが仕上がりの良さが目立つアオイシチフク、1週前に好時計をマークしたペイシャケイティー、最終追い切りで鋭い動きを見せたロジプリンが上位候補か。

5Rヴァイスメテオール ☆☆☆
乗り込み量が豊富で仕上がりが良く、最終追い切りでは古馬2頭相手に手応え十分で先着と素質の高さもうかがえる。初戦から上位争いも十分可能。良血馬で動きも目立つシテフローラル、1週前に余力十分に好時計をマークしたイルギオットーネ、パワフルで迫力ある動きが目立つゴールデンシロップが強敵か。

10Rクライシス ☆
過去に現級でも2、3着と好走歴はあるが、年齢的なものか近走成績が一息。立て直した効果で少しでも前進があればいいが…。前走は脚を余したバンプトンハート、器用さがあり昇級でも相手なりに走れそうなイメル、末脚強烈なサトノギャロスが上位候補か。

11Rアクート ☆
骨折などで休養が長引き、今回は1年以上の休み明け。いい頃と比べると追い切りの動きが物足りなく、数戦使ってからか。オープン特別なら実績上位のトリコロールブルー、長くいい脚を使うトーセンカンビーナ、東京巧者のロシュフォールが上位候補か。

12Rフランジヴェント ☆☆☆
前走はクラス2戦目で2着とメドの立つ内容。少し間隔が開いたが調教の動きは良く、今回もうまく立ち回れば上位争い可能。自己条件に戻れば力量上位のグランデマーレ、東京マイルは合うオーロラフラッシュ、休み明けでも好仕上がりのクロノメーターが強敵か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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