ケンシンコウ 古馬相手にどこまでやれるか

2020年11月14日 10:15

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて12鞍に騎乗します。

ケンシンコウ(土曜11R)は追い切りで少し掛かってしまいましたが、今回はマイルなので大丈夫だと思います。もう少し気性の成長が欲しいですし、まだ課題はありますが、現状で古馬相手にどこまでやれるか。正直やってみないとわかりませんが、ここでいい競馬ができるようなら、先々が楽しみになりますね。

ノヴェッラ(日曜9R)は調教に乗りましたが、動きは悪くはありませんでした。楽に行けるようならチャンスはあると思うので、同型次第ですね。

ライフレッスンズ(日曜12R)も調教で乗りましたが、いい馬です。背中がいいですし能力を感じました。昇級になりますが、楽しみにしています。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
10Rエクセランフィーユ ☆
 3勝クラス昇級後は6、18着とメドが立っていない現状。立て直した効果でどこまで変わるかだが…。本格化したアラスカ、東京替わりは好材料のドナアトラエンテ、末脚鋭いボンオムトゥックが上位候補か。

11Rケンシンコウ ☆☆☆
 ユニコーンS3着にレパードS1着と、現3歳世代のダート路線ではトップクラス。特に前走のレパードSでは、余力十分で好時計勝ち。今回の東京マイルでも実績があり、初の古馬相手でも十分通用。GⅠ馬モズアスコット、得意の東京で巻き返しを狙うデュードヴァン、連勝中で勢いあるタイムフライヤーが強敵か。

日曜日
2Rロジプリン ☆☆☆
 前走はスタートを決め、上々の粘りを見せ2着。後続には1馬身半差つけており、叩いて調教の動きも良化。今回も上位争い可能。2戦連続で2着のシュアーヴアリア、距離短縮は歓迎のジネストラ、前走渋太く脚を使っていたアララトが強敵か。

3Rアレナマエストロ ☆☆
 まだ気性が若く前走は外に膨れてロスの多い競馬で5着も、調教の動きは良く能力は秘めている。一息入れたことで、気性面が成長していれば上位食い込みがあっても。折り合いが鍵も叩いて粘りが増しそうなカツノサンキュウ、ダートでもう一押しを狙うカモミールティー、器用さがあるトミケンストーリアが上位候補か。

5Rクローバーデール ☆☆
 兄姉はダートでの活躍馬が多いが、芝向きの体型。動きや調教時計は平凡だが仕上がりは良く、今回のやや低調な組み合わせなら上位食い込みがあっても。良血馬で動きも目立つカフェカエサル、もう一追いがベストも素質秘めるトゥルーアート、水準の動きにはあるティールブルーが上位候補か。

6Rリーベサンライズ ☆☆
 栗東坂路で丹念に乗り込まれており、態勢は整った様子。調教時計はそれほど目立たないが、仕上がりの良さを生かしてどこまでやれるか。鋭い動きを見せているミッキーレジェンド、最終追い切りで上々の動きを見せたメタスペクター、まだ幼いがいいスピードを持っているディヴァインゲートが上位候補か。

7Rファインダッシュ ☆☆
 半年振りになるが、態勢は整っており久々も苦にしないタイプ。末脚は堅実で、展開ひとつで上位食い込みがあっても。近走の末脚堅実なネオレインボウ、前走案外も現級での好走歴が多数あるキタノユウキ、前走の末脚が目立っていたヤンチャプリヒメが上位候補か。

8Rシーオブザムーン ☆☆
 前走は後方から長くいい脚を使い0.2秒差3着。徐々にクラス慣れしてきた印象で、今回も展開ひとつで食い込みがあっても。好仕上がりのアップライトスピン、まだ底らしい底を見せていないラルナブリラーレ、渋太さがあるレオンドーロが上位候補か。

9Rノヴェッラ ☆☆☆
 展開に左右される脚質ではあるが、マイペースで運べれば渋太い。同型が少ない今回の組み合わせなら粘り込みがあっても。末脚鋭いヴェンチュラスター、東京は相性が良いチビラーサン、叩いて動きが良くなったノーブルアースが強敵か。

10Rイメル ☆☆☆☆
 2走前に余力十分で2勝クラスを勝ち上がると、前走は上々の粘りを見せ3着といきなりメドを立てる好内容。競馬センスが良く、今回も上位争い可能。安定感が出てきたアイアムハヤスギル、マイペースなら渋太いメイショウハナモリ、末脚堅実なセイウンクールガイが強敵か。

11Rアンコールプリュ ☆
 過去にオープンでも2着の実績はあるが、ワンパンチ足りない競馬続き。現状では展開の助けがないと…。前走は厳しい展開だったスマイルカナ、復調気配のダノンチェイサー、距離短縮は好材料のアフランシールが上位候補か。

12Rライフレッスンズ ☆☆☆☆
 前走は好位から抜け出し着差以上に強い内容。テン乗りになるが丸山騎手の感触もいい様子で、課題のスタートが今回も決まれば上位争い可能。好仕上がりのシャドウセッション、近走堅実なタガノビューティー、前走案外も立て直して好仕上がりのロンドンデリーエアが強敵か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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