レーヴドゥラプレリ 平常心で臨めれば

2021年3月19日 15:53

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて15鞍に騎乗します。

レーヴドゥラプレリ(土曜11R)は、思っていたほど調教では動きませんでしたが、中間は落ち着いていますし、レースに行ってもテンションが上がらず平常心で臨めれば、重賞でも頑張ってくれると思っています。

アイスマン(日曜4R)は終いの甘さが課題ですが、1200メートルに戻ってどこまで変わってくれるかです。

アブルハウル(日曜7R)は1200メートルに短くなる点や右回りに替わる点は良いと思います。ただ、今週の調教では少し疲れているような感じだったので、当日どこまで良くなっているかですね。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rスリーマイトコーズ ☆☆☆
前走は初めての1200メートルだったが、好位から渋太く脚を使い0.1秒差3着。ゲートの遅さも徐々に改善されてきた印象で、今回のメンバーなら持ち時計も上位。再度上位争い可能。前走初ダートで変わり身を見せたアイアンフラワー、前走は外々を回りロスが多かったキタノドンポートロ、末脚堅実なノーマロエアが強敵か。

4Rベストコレクトパリ ☆☆
初戦は好位で流れに乗れたが、幼い面を出して10着。一息入れて休養前より動きは良くなっており、レース2戦目で前進は可能。渋太さがあるタカラネイビー、初戦の末脚が目立っていたギャラクシーエッジ、近走安定しているタイセイコマンドが上位候補か。

5Rボルゾーバー ☆☆☆☆
前走はメンバーが揃っていたなか、好位から勝ちにいく競馬で2着。器用さがあり中山替わりも問題なく、今回も上位争い可能。前走はロスの多い競馬だったトーセンメラニー、使いつつ調教の動きが良くなっているフクノグラーティア、堅実なミッキーセサミが強敵か。

6Rシルバースピリット ☆☆
以前は掛かる面があったが、前走は道中折り合い鮮やかな差し切り勝ち。気性面の成長が窺え、休み明けを叩いた上積みも十分。昇級でも差のない競馬ができそう。堅実なジャンカズマ、最終追い切りで上々の動きを見せたタケルジャック、一戦毎に力を付けている印象のノースザワールドが上位候補か。

7Rサイモンベラーノ ☆
中央再転入後は、勝ち馬とは離された13、7着。この中間しっかり負荷がかけられ、クラス慣れもしてきた印象はあるが、上位圏内までは…。末脚堅実なハイエストエンド、もう一押しが課題だが近走大崩れが少ないゴールデンフィジー、先行できれば渋太いハディアが上位候補か。

10Rラージヒル ☆☆
過去に今回と同じ中山ダート1800メートルで現級2着の実績あり。近走は一息だが、前走ブリンカーを着けて短距離を使ったことで闘志が戻れば変わり身があっても。前走は勝ち馬が強く時計も速すぎたトランスナショナル、前走厳しい展開のなか4着と粘り強さを見せたサクラルーフェン、ブリンカー効果で成績が安定してきたキャノンバローズが上位候補か。

11Rレーヴドゥラプレリ ☆☆☆
前走は出遅れて後方からの競馬になったが、骨っぽいメンバー相手に差し切り勝ち。2走前に後にクイーンCを制するアカイトリノムスメと0.2秒差2着という比較からも、重賞でも十分上位争い可能。フェアリーS2着馬ホウオウイクセル、前走はスムーズさを欠きながらも牡馬相手に健闘したグローリアスサルム、GⅠ3着馬ユーバーレーベンが強敵か。

12Rトッカータ ☆
2走前に現級でも3着と好走しているが、展開がハマった印象。直線ではじりじりと差を詰めるが、現状では他力本願な面が残る。前走は出遅れながらも勝ち馬とはタイム差なしだったレッドランサー、使いつつ調子を上げているナイスプリンセス、末脚堅実なインウィクトスが上位候補か。

日曜日
2Rタピテール ☆☆☆
前走はスタートで躓く不利があったが、それでも3着と今の未勝利では力量上位。初めての1200メートルがカギになるが、末脚は堅実で今回も上位争い可能。前走上々の粘りを見せたピラミデ、休み明けも好仕上がりのサンミラー、末脚堅実なベストインクラスが強敵か。

4Rアイスマン ☆☆☆
前走は昇級初戦に加えて、1400メートルも若干長かった印象。実績ある中山ダート1200メートルに戻れば前進可能。長くいい脚を使えるジェセニア、前走快勝だったノボベルサイユ、使いつつ調教の動きが良くなってきたブーケオブアイリスが強敵か。

5Rピュアブラッド ☆
前走は2戦目で6着と着順を上げたが、勝ち馬とは1秒8差。使いつつレースを覚えてきた印象はあるが、まだ勝ち負けとなると…。大型馬で叩いた上積み十分のレアンカルナシオン、距離短縮でもうひと粘りを狙うマイネルヒッツェ、末脚堅実なアルビージャが上位候補か。

7Rアブルハウル ☆☆☆
左回りだと外に張る面があり、右回りに替わるのは好材料。初めての1200メートルに対応できる先行力もあり、今回も上位争い可能。前走はスタートで躓く不利があったヴァンデリオン、距離短縮とブリンカー着用で変わり身を狙うサトノワールド、前走の末脚に見所があったセグーロが上位候補か。

9Rアガラス ☆
近走はマイルにこだわっていたが、新馬勝ちやGⅢ東スポ杯2歳S2着は1800メートルでのもの。休み明けになるが仕上がりも良く、変わる可能性も。前走は折り合いを欠いたサクラトゥジュール、4戦3勝でまだ底を見せていないクロミナンス、叩いて粘りが増しそうなショウナンハレルヤが上位候補か。

11Rヴィゴーレ ☆☆
前走は33秒台の上がりを使い直線一気。現状では展開の助けは必要だが、じっくり溜めれば切れる脚を使えるタイプで、重賞でも流れひとつで食い込みがあっても。前走好時計で楽勝したボーデン、素質は高いランドオブリバティ、好メンバーの揃っていた共同通信杯で2着だったヴィクティファルスが上位候補か。

12Rグロンフォール ☆
過去に現級でも好走歴はあるが、近走成績が一息。骨折による長期休養明けでもあり、上位争いまでは…。長距離では安定した成績のリュードマン、スタミナ十分でスタミナもあるユメノサキ、前走楽勝だったハンメルフェストが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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