函館スプリントSの枠順が確定!

2021年6月11日 10:30

 今年は札幌開幕週に行われるサマースプリントシリーズ初戦「第28回函館スプリントS」。3月のオーシャンS覇者・コントラチェックは6枠11番に入った。1800メートルの新馬戦でデビューし、3歳時はオークスに出走するなど中距離路線を歩んでいたが、昨秋スプリント戦線へ。2戦連続で二桁着順と苦しむも、3戦目のオーシャンSで見事に勝利し3つ目の重賞タイトルを手にした。3か月ぶりの実戦となるが、レースで手綱を握る丸山は「動きはいい感じ」と納得の表情。重賞連勝へ視界良好だ。

 安田隆厩舎の超良血馬カレンモエは8枠16番から。父ロードカナロア、母カレンチャンはともにスプリントG1を複数勝。両馬も安田隆厩舎の管理馬で、カレンモエはまさに同厩舎の結晶と言える存在だ。それだけに5歳馬ながらキャリアは10戦と大事に使われてきた。ここ2戦は重賞で首差、鼻差と連続2着の悔しい競馬。今度こそ勝ち切って、その才能を証明したい。19年函館2歳Sを制したビアンフェは7枠14番に入った。テンのスピードは折り紙付きだが、レース中に気性の悪さを出す部分も。去勢手術明けの前走・オーシャンSではいきなり3着に好走。ここではさらなる前進が見込める。

 中の人注目は3枠6番のリンゴアメ。50キロで出走できる3歳牝馬の優勝は16年ソルヴェイグ、17年ジューヌエコールと過去5年で2回。ソルヴェイグは12番人気での激走と人気薄でも3歳牝馬は侮れない。シゲルピンクルビーも気になる存在だが、20年函館2歳Sを勝っているリンゴアメの距離適性と洋芝適性はさらに魅力的だ。前走の葵Sでは55キロを背負って12着も勝ち馬との差は0.5秒。負担重量が5キロ減る今回は一発があってもおかしくない。

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