英国民の競馬熱が爆発する26日ボクシングデー
2025年12月25日 05:30 一年を通じて毎日どこかで開催があるのが競馬発祥の地・英国だが、唯一の例外がクリスマス休暇。今年も23、24、25日の3日間は競馬がお休み。その代わりに、国民の競馬熱が一気に爆発するのが、ボクシングデーと称される26日の祝日。今年も狭い国土の中、実に8つもの競馬場で開催があり、中でも目玉はロンドンにほど近いケンプトン競馬場での開催で、3つのG1が組まれている。
メインはスティープルチェイス3マイル路線におけるシーズン前半のハイライト、G1キングジョージ6世チェイス(芝24F=約4828メートル)だ。今季初戦となった前走、11月23日にパンチェスタウンで行われたG1ジョンダーカンメモリアルチェイスを制し5度目のG1制覇を果たしたゲーリックウォリアー(セン7)が中心視されている。そのジョンダーカンメモリアルが首差2着だったファクトトゥファイル(セン8)、11月25日にアスコットで行われたG21965チェイスを9馬身差で制した新興勢力のジャンゴベイ(セン6)までの3頭が、5倍以下のオッズにひしめく大混戦模様となっている。(競馬評論家)