札幌日経オープン。リステッド競走は名称を変更することが出来ないため、函館開催でも「札幌」のまま。唯一の違いは出走頭数。同じ芝2600メートルでも札幌はフルゲート14頭で、函館は16頭。これはスタートして最初のコーナーまでの距離が函館の方が長いため。JRAでは危険防止の観点からコースの幅員とは別に、スタートから最初のコーナーまでの距離に応じて出走頭数を制限している。ゆえに今年は従来より多い15頭立てとなった。

　ディアスティマはG1初挑戦だった天皇賞・春でも果敢に逃げて0秒9差6着。掲示板を占めたのはG1級の強豪。重賞2勝、オークス2着の実績がある5着ウインマリリンとは首差。ユーキャンスマイル、マカヒキを従えての6着は大健闘と言える。今回の相手ならスタミナは一枚も二枚も上。3200メートルをレコードで逃げ切るスピードの持続性も兼ね備えている。“自己条件”と言える舞台からの出直し戦。ここからまた1勝ずつ積み重ね、来春の盾を目指してほしい。（5）から。