前哨戦制したナハーニ英国ダービー直行!

2022年4月21日 05:30

 英国ダービーへ向けた前哨戦の一つであるLRブルーリバンドトライアルS(芝10F17ヤード)が、19日(火曜日)にエプソムダウンズ競馬場で行われ、オッズ3・25倍の1番人気に応えてウィリアム・ビュイック騎乗のナハーニ(牡3、父フランケル)が優勝を飾った。

 ブルーリバンドトライアルSは、本番と同じコースで行われる唯一の前哨戦で、近年では、17年にこのレースを勝ったクラックスマンが、ダービーで3着に好走。同馬はその後、G1チャンピオンSなど4つのG1を制するトップホースに成長している。今年の勝ち馬ナハーニは、シェイク・モハメドの競馬組織ゴドルフィンによる自家生産馬で、今年1月にデビュー。2月にケンプトンのノーヴィス(オールウェザー11F219ヤード)を制し、デビュー2戦目で初勝利を挙げると、前走レスターの条件戦(芝11F179ヤード)を9馬身差で制し、2勝目を挙げていた。レース後、同馬が所属するチャーリー・アップルビー厩舎のアレックス・メリアム助手は、ナハーニが6月4日の英ダービーに直行することを表明。ブックメーカー各社は同馬に26倍前後のオッズを提示し、前売り10、11番人気に浮上させている。(競馬評論家)

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