【馬券道 特別編】29日東京11R 府中で末脚全開ドウデュース

2022年5月29日 08:00

 21日の中京6Rはセイイーグルが勝利、2016年10月23日以来のVでJRAの平地では最長となる5年6カ月27日の勝利間隔となった。これまでは15年にペルーサが記録した5年3カ月6日。管理する宮本師は「障害にはもっと長い間隔で勝った馬がいるみたいだね」と前置きして「(引退した)石坂正厩舎からの転厩馬で、セイイーグルのセイは先生の“正”から名付けられたみたい。2、3着には良く来ているし、丈夫な馬ですよ」と振り返った。1勝クラスでは2着7回、3着4回があった。今後もベテランホースの奮闘を見守っていきたい。

 今日の狙いは東京11R<13>ドウデュース。思い出のダービー馬としていつも98年のスペシャルウィークを挙げるのだが、今年はそれと似ている気がする。当時の皐月賞は内に「グリーンベルト」が出現、内枠の先行馬が有利だった。スペシャルウィークは大外18番枠と枠回りも不利。外から捲るように押し上げ、上がり最速をマークして3着。勝ち馬セイウンスカイ、2着キングヘイローは好位での立ち回り。“ダービーこそは”と思ったものだ。皐月賞のドウデュースも先行有利なペースの中、上がり最速33秒8を繰り出した。この数字は過去10年の皐月賞で一番速い。“府中でこそ”の思いは、あの時と同じだ。

 予想印は◎ドウデュースで○ダノンベルーガ、▲イクイノックス、☆プラダリア、△アスクビクターモア、マテンロウオリオン、ジオグリフへ。

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